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加計文書 内閣府は意向発言「なし」 8文書確認、文科省と食い違い

6/17(土) 7:55配信

産経新聞

 加計学園の獣医学部新設計画に関する内部文書をめぐり、山本幸三地方創生担当相は16日の記者会見で、文書の存在を調査した結果、文部科学省との調整文書など8文書が確認されたと明らかにした。「総理のご意向」などと記載された文書は「確認されなかった」と説明し、前日の文科省の調査結果とは食い違う内容となった。

 違いが生じたことについて内閣府の報告書は「文科省作成の概要メモは必ずしも議事録そのものではなく、文科省の作成者の受け止めを記したものと考えられる」と指摘。その上で「省庁間の対立が先鋭化し、調整が困難な局面で内閣府職員が時として使用する強い口調が反映されたのではないかと推察される」と結論づけている。

 内閣府の調査は、地方創生推進事務局長ら9人からヒアリングを実施した。「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと発言した内閣府職員はいないとした。一方で職員が関係省庁との調整で、規制改革全般について「スピード感をもって実現すべきだ」という趣旨の安倍晋三首相の発言に言及したことは確認された。

 調査では、文科省が確認した4種類の文書ほか、新たに4種類の計8文書が見つかった。この中には、獣医学部新設の条件を事前調整する段階で、萩生田光一官房副長官が「広域的に存在しない地域に限る」と修正を指示したとされるメールも含まれていた。ただ、メールを作成した内閣府職員は調査に対し「伝え聞いた曖昧な内容で事実関係を確認しないまま発信した」と説明。山本氏も記者会見で獣医学部新設の条件については、自らの判断で追加したことを明らかにした。萩生田氏は16日の参院内閣委員会で「文科省が公表したメールの内容は戸惑いを感じる」と述べた。

最終更新:6/17(土) 12:12
産経新聞