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<卓球>水谷、土壇場で勝負師の顔 随所に強気なプレー

6/17(土) 22:03配信

毎日新聞

 ◇卓球 荻村杯ジャパン・オープン第4日

 最終第7ゲームのジュースまでもつれる激戦。最後の最後で多彩な技術を誇る水谷らしい姿を見せた。マッチポイントは、この試合で一度も使わなかったサーブで奪った。「自分もどうなるか分からないが、相手も(対応が)分からない。勝負だと思った」。土壇場で勝負師の顔を取り戻した。

 相手の李尚洙には一度も負けたことがない。だが、世界選手権ではロンドン五輪覇者の張継科(中国)を破ったうえ、銅メダルを獲得し、勢いに乗る。水谷は「やられるんじゃないかと不安になった」と振り返る。

 最後まで積極的な姿勢を貫くことができたのは世界選手権の敗戦があったからだ。13歳の張本智和(エリートアカデミー)に消極的な戦いで完敗。日本のエースとして君臨してきた28歳が「危機感がある」と、珍しく弱気な言葉を漏らしたほどだった。

 この日は競った場面で、バックハンドの「チキータ」で一発で相手サーブを仕留めるなど、随所に強気なプレーを披露した。「やっと自分らしさを取り戻せた」と水谷。準決勝に進んだ残る3人は世界王者の馬竜らいずれも中国勢。エースとしての力を証明する絶好の機会が巡ってきた。【田原和宏】

最終更新:6/18(日) 0:37
毎日新聞