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記録保持者の神谷八段、歴代最多連勝記録王手の藤井四段にお願い「28で止めてほしい」

6/18(日) 8:33配信

スポーツ報知

 28連勝の歴代最多記録を持つのは、神谷広志八段(56)。当時25~26歳で五段だった1986―87年度に打ち立てた。

【写真】藤岡隼太アマを破り、連勝記録を27に更新した藤井聡太四段

 神谷は「神の子」の快進撃を「漫画か小説みたい。ビックリしています」と驚く。そして「並ばれるのはしょうがないけど、抜かれたくはないです。藤井君には、ぜひ28で止めてほしい」とお願い。理由として「27だったら抜いてもらって構わないけど、28は完全数(約数を足した数に等しくなる自然数=28の場合は1+2+4+7+14)で愛着があるんです。次は496なんですよ! 小説『博士の愛した数式』で知りました」と熱弁した。

 神谷は当時を振り返り「自分でもなんでこんなに勝てるのか分からなかった。完全なゾーンに入っていました。まあネットもなかったし、あんまり話題にもならなかったけど」。藤井の連勝で自らの記録も脚光を浴びており「骨董品にスポットライトを当ててもらいました。先日、母の墓参りに行ったら見知らぬご夫婦から『ご活躍ですね』と…。今、活躍はしてないです(笑い)」。藤井の将来性を「問題は竜王や名人という『天下』を取れるかどうか。そのくらいの存在です。連勝記録なんて、そのへんに転がっている石みたいなもの」と評価。「羽生(善治)さんを超える人とは言えないけど、可能性は感じる。可能性を感じるだけでものすごいことなんです」と語った。

 ◆神谷 広志(かみや・ひろし)1961年4月21日、静岡県浜松市生まれ。56歳。81年、奨励会で四段(棋士)昇段。87年、同年に塚田泰明六段が記録した歴代最多の22連勝を塗り替える28連勝を樹立。現在、竜王戦5組、順位戦C級2組に在籍。

最終更新:6/18(日) 8:37
スポーツ報知

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