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美誠、美宇が完敗…同世代18歳・王は「化け物」「強い」

6/18(日) 7:03配信

スポーツ報知

 ◆卓球 ワールドツアー ジャパン・オープン荻村杯第4日 ▽女子シングルス準々決勝 陳夢4-0平野、王曼ユ4-2伊藤(17日、東京体育館)

 女子シングルス準々決勝で「みうみま」が中国の壁にはね返された。世界選手権銅メダルの平野美宇(17)=エリートアカデミー=は、4月のアジア選手権決勝で破った世界ランク5位の陳夢に0―4で完敗。伊藤美誠(16)=スターツ=は、18歳の王曼ユに2―4で敗れた。男子シングルス準々決勝は世界ランク6位の水谷隼(28)=木下グループ=が、世界選手権銅メダルの李尚洙(韓国)を4―3で下し、準決勝に進んだ。

 平野が2か月前、圧勝した陳夢に打ちのめされた。ラリーで主導権を握られ、得意のバックハンドで突破口を開くこともできないまま、0―4のストレート負け。雪辱を果たし、歓喜の雄たけびを上げた相手を横目に、17歳は「中国に追いついたかなと思ったんですけど、やっぱり強いなと思った」と唇をかんだ。

 21年ぶりに優勝した4月のアジア選手権決勝以来の再戦だった。打球点の高い攻撃的な卓球で“ハリケーン・ヒラノ”と称されたほど、圧倒的な内容で3―0のストレート勝ちを収めていたが、世界選手権前の合宿で代表全体を挙げて対策を徹底してきた中国の執念に立場は逆転した。同じくアジア選手権で勝利した世界ランク1位の丁寧にも、世界選手権では1―4。一度勝った相手との次戦の戦い方に課題を残し、「そういう時に負けてしまうのがダメ」と反省を浮かべた。

 同学年の伊藤も厳しい現実に直面した。1回戦で石川佳純(24)=全農=を下した王曼ユとの準々決勝。2ゲームを先取しながら逆転負けを食らい、「もったいない。全部がダメすぎて、良かったところが全然なかった。どうやって戦っていけばいいか、整理がついてない」と涙。中国の次世代のエースといわれる18歳に4連敗を喫し、「化け物みたいになりそうな選手。今勝っておかないと、将来勝てない」と終始、険しい表情だった。

 日本に立ちはだかるのは丁寧らトップ3だけではない。陳夢は23歳、王曼ユは18歳。この先、何度も対戦することになる相手だ。世界選手権前に右肩を痛めていた平野は、今大会もテーピングを施した状態で戦ったが「大丈夫です」と一切、言い訳は口にせず、「対策してきた時にハマるんじゃなくて、対応できる力をつけたい」と誓った。ベンチに入った女子代表の馬場美香監督も「まだまだ彼女は発展途上。やはり対応できるようになるのが大事」と背中を押した。改めて感じさせられた中国との大きな差は、少しずつ縮めていくしかない。(林 直史)

最終更新:6/18(日) 8:35
スポーツ報知