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自主トレで競い合ったソフトバンク・上林と広島・鈴木 2人の“負けず嫌い合戦”が楽しみ

6/17(土) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】

 少し寂しかった。16日のマツダスタジアム。ソフトバンクの先発メンバーに上林誠知外野手(21)の名前はなかった。

 その上林は球場入りすると、グラウンドを見渡した。「会えなかったです」。探していたのは広島・鈴木。オフにソフトバンク・内川の元で自主トレをともにする仲間だ。昨季大ブレークした鈴木に対し、1歳下の上林は「去年の誠也さんが今年の僕の年。今年は僕がという気持ちで」と、今季をスタート。16日時点でリーグ6位の打率・310、8本塁打も立派な数字だ。

 リーダーの内川は頸椎(けいつい)捻挫で戦列を離れている。ならば、弟子対決を…。楽しみにしていたら、6月4日のDeNA戦(横浜)以来のスタメン落ち。一方、赤ヘルの4番は4打数無安打に終わった。事前に「よろしく」という旨の連絡はしていたようだが、3連戦の初戦はグラウンドでの再会は叶わなかった。

 1月に宮崎・日向市で競い合うようにバットを振っていた2人。リーグが別のシーズン中は、鈴木のSNSの投稿に上林がツッコミを入れてコミュニケーションを取っている。

 「なぜか分からないんですけど、誠也さんとは気が合うんです」

 上林は兄貴分の性格を「すごく負けず嫌い。それが表に出るタイプ」と明かすが、広島のチームメートによると、分析は正解。納得できない打席の後は大声をあげて、叫ぶように悔しがるという。「その後がすごい。スイッチが入って、めちゃくちゃ打つ」とのこと。

 上林は「僕も負けず嫌いなので。僕は表に出さない方ですけど」と付け加えた。交流戦前、DH制のない試合があることで出番が減る可能性もあった。「いいですよ、出られなくても」。そうジョークを飛ばしても、目は笑っていなかった。

 ともに悔しい一日を終え、残り2試合の負けず嫌い合戦が楽しみ。しかも、勝ったチームが交流戦1位を手にする可能性が高いという絶好の舞台だ。(安藤理)

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