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棋聖戦 羽生善治棋聖が第2局に勝ち、10連覇へあと1勝 今風の角換わりを制す

6/17(土) 20:32配信

産経新聞

 羽生善治棋聖(46)=王位・王座=に斎藤慎太郎七段(24)が挑戦している産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第88期棋聖戦五番勝負」の第2局が17日午前9時から愛知県豊田市のホテルフォレスタで行われ、午後7時14分、125手で先手の羽生が勝ち連勝、10連覇へあと1勝とした。持ち時間は各4時間、残りは羽生5分、斎藤1分。第3局は7月1日、静岡県沼津市の沼津倶楽部で行われる。

 戦型は角換わり。互いに右桂が跳ねて羽生は27手目で▲2九飛、斎藤は△8一飛と構えて、ともに右金が立ち、「これは今風。将棋ソフトの影響で若手中心に見栄えより実利をとるようです」と立会人の木村一基八段。

 中央に狙いを定める先手に対し、後手は玉を戦場から遠ざけ48手目△7二玉。先手が5筋の歩を交換するのか、後手がそれを許さないのか-。昼食休憩後も羽生は51手目▲9八香から▲4七角と据える。「一手一手の意味が難しい」と副立会人の豊島将之八段。「なんとなく先手が苦労しているのではないか」と続けた。

 羽生は65手目に▲5九飛と回ると斎藤は△6三銀左で自陣を締め、終盤、敵玉頭に猛攻をかけた。しかし、勝機をつかんだ羽生が粘る斎藤を振り切った。

 羽生棋聖の話「はっきりとは分からないきわどい感じが続き、端を攻められてあまり自信はなかった」

 斎藤七段の話「序盤はまずまずだが、中・終盤にミスが出た。次も普段通り準備して作戦を考えたい」

最終更新:6/17(土) 20:32
産経新聞