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京都「天皇陛下のお帰りをお待ちしています」退位のお住まいめぐり話題の「双京構想」って?

6/17(土) 7:10配信

BuzzFeed Japan

天皇陛下が退位後、京都に滞在する。そんな構想の実現に向け、京都市や府などが動き出した。その名も「双京構想」。いったいどんな内容で、どうして検討が始まったのだろうか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

発端は6月12日。天皇陛下の退位に向けた特例法を受け、門川大作市長が会見で発言した。

京都新聞によると、門川市長は退位後に上皇となる天皇陛下に「できるだけ長く京都に滞在して」ほしいと述べたという。その内容はこうだ。

「上皇となる天皇陛下にできるだけ長く京都に滞在していただくことは、以前から念願している。具体的にどういう可能性があるのかを専門家の意見も聞きながら、客観的に調査し、できるだけ早く国に要望したい」

そもそも京都では、東京に暮らす一部の皇族の、将来的な京都在住を目指す「双京構想」が提言されている。

この構想を2013年3月に発表したのは、「京都の未来を考える懇話会」だ。

門川市長や山田知事のほか、京都大学総長や華道家元池坊の次期家元、地場企業の会長らが参加している。

東京一極集中の問題が指摘されるなか、首都直下型地震のリスクに備える観点から、2010年から議論を続けてきた。

構想では、京都は「日本人の心と文化を体現するもう一つの首都」であり、そこで「伝統や文化を守り育てること」が「豊かな国づくりに必要」とも指摘している。

いったい、どういう内容なのだろうか。

市のホームページでは、構想についてこう説明している。

「日本の大切な皇室の弥栄のために、皇室の方に京都にもお住まいいただき、政治・経済の中心である『東京』と文化の中心である『京都』が我が国の京都としての機能を双方で果たしていくこと」

さらに「目指すべき姿」として、皇室行事を京都御所で開催することなどを提言。最終的に「お住まいいただくこと」を目指す、としている。

”皇室の方々が出席される国際会議や宮中行事の京都での実施などにより,皇室の方々が京都へお越しいただく機会を増やし,1週間,そして1箇月間という長期の御滞在へとつなげ,将来的にはお住まいいただくことを目指します。”

なぜ、京都なのだろうか。その問いに対しては、3つのポイントを挙げている。

・東京以外に唯一御所があること
・明治初頭までの1千年間にわたり天皇陛下が暮らしていたこと
・日本の歴史・文化の中心地であること

宮内庁京都事務所によると、天皇陛下は京都を訪れる際はほとんど、大宮御所に宿泊するという。

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最終更新:6/17(土) 15:30
BuzzFeed Japan