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ホークス無敵の救援力、6回終了リードなら開幕から30連勝 3連発の丸を岩崎がねじ伏せた

6/17(土) 6:01配信

西日本スポーツ

 ◆広島3‐5ソフトバンク(16日・マツダスタジアム)

 さあ“3連覇”だ! 工藤ホークスが無敵の「救援力」を発揮し、交流戦首位に再浮上した。ともに最高勝率の可能性がある広島との天王山。移動試合にもかかわらず、連投のマウンドに上がったセットアッパー岩崎が3打席連発の丸をねじ伏せ、守護神サファテも仁王立ちだ。リーグ戦に目を移せば、首位楽天に0・5差と肉薄。17日の直接対決に勝利し、3位以下の結果次第で史上初の3年連続交流戦最高勝率が決まる。

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 ゲーム最大のヤマ場に違いなかった。5回以降は打線が沈黙し、逆に2点差まで追い上げられて迎えた8回。広島は菊池からの攻撃だった。「先頭を(右前打で)出したとき、嫌な感じはしました。(次が)3打席連発の丸。球場の歓声もすごかった」。振り返る岩崎の口ぶりは言葉とは裏腹に、ふてぶてしいほど淡々としていた。チーム最多、今季32試合目のマウンド。サファテへの橋渡しは、この右腕しかいない。

 1ボール1ストライクからの3球目。丸の懐へ“ドスの利いた”151キロを決める。「内角に投げ切れれば大丈夫だと。あれが大きかった」。主導権を握り、仕上げはフォークボール。ストライクからボールゾーンに落として空振り三振に切って取った。場内に落胆の色が広がる中、続く鈴木には外角低めへ投げ続け、二ゴロ併殺打に仕留めた。

 前夜は先発中田の5回途中降板に、森の登板早々の危険球退場も重なって7、8回を担った。同一カード3連敗阻止に貢献したが、2イニング目につかまり、11試合ぶりの失点。36球を投げた翌日に東京から新幹線で4時間、移動して臨んだナイターだった。そうした中でも「8回岩崎」の選択肢は不動。工藤監督が明かす。「投げる体力も、筋力も付いてきてる。『自分はここの場所が仕事』だと、コンディションを整えられるようになってきてる」

 登板後、岩崎に投球内容を確認した工藤監督は「今日の方が良かったと。実際に今日の方が良かったしね」と説明した。岩崎によると11日の阪神戦から登板が3日間なかったことから、体に微妙な変化が出ていたという。「昨日(15日)は体が重かった。キャッチボールで足の上げ方や体重移動とか、ポイントをチェックした」。一夜で修正を図った10年目右腕。投げ続ける中での進歩だった。

 9回はサファテが3人斬り。広島は今季40勝のうち逆転白星が22度を誇るが、6回終了時リードなら開幕から30連勝となった工藤ホークスが「救援力」でねじ伏せた。練習前の投手陣ミーティング。ブルペン陣に「フル回転しよう」と号令が出ていた中での天王山先勝。「体の張りとか疲れはあるけど、あと2試合で一度、休みに入るんで」。岩崎は涼しい顔だった。

 17日も勝てば、他球団の勝敗次第で3年連続の最高勝率が決まる。「明日は若い子(松本裕)が投げる。総力戦で頑張ります」。工藤監督の言葉を聞くまでもなく、岩崎は「フル回転のつもりでいく」と自覚十分。労を惜しまない右腕が、サファテだけでなく“V3”への橋渡しにもなる。

西日本スポーツ

最終更新:6/17(土) 6:01
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