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警察官30メートル引きずる 覚醒剤所持捜索中、殺人未遂容疑で男逮捕 千葉県警

6/17(土) 11:50配信

千葉日報オンライン

 覚醒剤の所持容疑で捜索中、車を急発進させて警察官を約30メートル引きずって殺害しようとしたとして、千葉県警薬物銃器対策課は16日、殺人未遂と公務執行妨害の疑いで、御宿町岩和田、電気工、長谷川慎一容疑者(47)を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は6日午前6時半ごろ、自宅前の路上で、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で警察官5人による乗用車の捜索を受けたところ、車のエンジンをかけて発進させ、停止しようと運転席ドアをつかんだ勝浦署刑事課の巡査男性(26)を殺害してもやむを得ないと決意。道路右側にある看板にドアをぶつけ、約30メートルにわたって巡査を引きずりながら走行させ、巡査に頭や腰の打撲など全治約2週間のけがを負わせた疑い。

 同課によると、長谷川容疑者は、車を時速約30キロで走らせた。巡査は運転席と運転席側ドアの間に挟まれるような形で、看板に衝突した後も30メートル近く引きずられ、危険を感じて飛び降りた。車はそのまま逃走した。長谷川容疑者は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。

 県警で長谷川容疑者を指名手配し行方を追っていたところ、同日中に袖ケ浦市内で乗り捨ててあった乗用車が見つかった。長谷川容疑者は勤務先の社長に相談するなどし、15日に富津市内にいたところを任意同行。同日夜に勝浦署員が逮捕した。

 同課によると、これまでに車両や自宅から覚醒剤は見つかっておらず、長谷川容疑者は任意採尿にも応じていない。県警は覚醒剤所持の発覚を恐れて逃走したとみて、同法違反(所持・使用)容疑でも追及する。