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《ブラジル》ジャパン・ハウス=企画展が次々と明らかに=「想像以上の効果」と自己評価

6/17(土) 5:07配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」17日付)



 一般公開から約1カ月を迎えた日本の文化広報施設「ジャパン・ハウス」(平田アンジェラ館長)は、『第6回運営委員会』を12日午前同館内で開催した。開幕からの総括と、今後の事業計画について報告が行われた。


 先月6日から1カ月間で7万5千人以上が来場。同館の分析によれば8割以上がブラジル人で、既に訪館回数3回目を越えるというリピーターも現れ始めているという。

 先月開催されたスタジオ・ジブリ講演では、午後3時開始にも関らず「間近で見たいから」と朝8時半から並ぶ人の姿もあり、急遽講演を2回に増やして対応したといい盛況振り。

 企画展示『竹―日本の歴史』について、平田館長は「熱心に展示を見ていく人が居るのには正直驚いている」といい、刺激を受け竹細工を販売する無名作家まで路上に現出し始めているという。中前隆博在サンパウロ総領事も、「インスピレーションが外へと出ているのは想像以上の効果」と手応えを語る。

 同展示は来月9日まで。17日から積み方や組み合わせ方を変えれば無限大に可能性が広がる『積み木』をモチーフにした隈研吾氏の建築展、29日からは日本人の繊細な感受性や独自の文化に息づく美意識を探る株式会社「竹尾」の『紙』に関する展示が同時開催される。


 9月以降は、料理を通じて自然保護を訴えてきた日本の著名シェフ・成澤由浩さんの日本食や自然に関る写真展。そして現代美術家の名和晃平さんによる特殊加工した泡を活用し雲を再現した空間芸術が展示され、「現代的な展示になるはずだ」と自信を覗かせる。

 11月からはポップアップストアが開店し、「無印良品」や衣料品や雑貨を扱う「ビームス」が出展する予定。


 中前総領事は「ブームでない形で、いかに持続的に役割を果たしていくか。日系社会とも互いに協力していきたい」と見通した。

最終更新:6/17(土) 5:07
ニッケイ新聞