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東北町社協が職員横領を隠匿 会長解任、事務局長は降格

6/17(土) 10:58配信

デーリー東北新聞社

 青森県東北町社会福祉協議会の職員による着服問題で、町社協は16日に町内で会見し、町社協会長職務代理者の松本祐次郎副会長が「今回発覚した使途不明金により、町民の信頼を失墜させたことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。事案を隠匿したとして蛯名友五郎会長を解任し、隠匿期間に得た報酬の2・5割の返納、蛯名聖治事務局長は降格および減給3カ月(10分の1)、理事と監事は厳重注意とした。

 着服した男性事務局次長と男性主管の2人は既に懲戒解雇されている。着服金が返済されたため刑事告訴はしない方針。再発防止策として職場内研修による意識改革、金の保管庫での施錠管理、職員の定期的な配置転換、外部監査などの実施を掲げた。

 町社協によると、2人は2006年から11年までの間に会計業務時に訪問介護事業の利用者負担金計387万円を着服。12年12月に事務局長が伝票の整理中に気付いたが、会長からの指示で公表しなかった。

 4年以上たった17年1月27日、事務局長から知らされた松本副会長は3月1日に関係者6人で協議し、同8日に監査を担当する東青地域県民局に報告した。県による特別監査の結果を受け、町社協は理事会などで処分と再発防止策をまとめ、6月7日に是正改善報告書を県に提出した。

 16日の会見で松本副会長は、4年以上発覚が遅れた理由を「会長、事務局長の判断力、決断力が欠如していた」と説明。会長、事務局長の会見欠席については「会長は福祉施設に入所し、歩くのも困難。事務局長も全身の調子が悪く、話せるような状況ではない」とした。

 県健康福祉部の久保敏隆次長は取材に「一刻も早く組織を立て直し、住民の信頼回復に努めてほしい」と話し、継続的に指導する意向を示した。

デーリー東北新聞社

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