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FGT、安全性も問題 JR九州 受け入れ困難伝達へ

6/17(土) 10:16配信

長崎新聞

 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)を巡り、JR九州が維持管理コスト高に加え、営業車としての安全性も問題視し、同ルートへの受け入れを困難と判断していることが16日、JR九州関係者への取材で分かった。

 関係者は「営業車で使った場合、100パーセント安全とは言えない」としている。JR九州は、国がFGT開発を続けること自体は否定せず、同ルートへの導入見送りを求める意向。専門家でつくる技術評価委員会が7月にも開かれるのを踏まえ、国側に伝える方向で調整している。

 関係者によると、社内では議論が続いており、最終的な方針は固めていない。検証走行試験の分析で車軸摩耗など目立った不具合はないとみているが、「短期間の試験と営業車で使う場合は違う。乗客を第一に考え、安全性は厳しい目線でみている」という。コスト削減も依然として有効策が出ていない。

 JR側は技術評価委での報告や議論を見極める構え。ただ、「(導入困難とする現時点の意向を)7月に変えると、事業者としては一般的に不安に見られてしまう」(関係者)と憂慮、姿勢を覆す可能性は低いという。

長崎新聞社

最終更新:6/17(土) 10:16
長崎新聞