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難関の医学部に合格した医学生が通う予備校 その高額な授業料とは?

6/17(土) 11:30配信

ホウドウキョク

医大生が通う予備校

大学受験において空前の「医学部ブーム」が続いています。
「東大より医学部」志向が増加、私立大学医学部の競争率は20倍~50倍も当たり前!の状況です。
そんな難関を突破した,医学部の学生が通う予備校があります。

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「医学部を目指す学生」ではなく、「既に医学部に通っている学生」のための予備校です。

それは医学生が、医師となるために絶対に合格しなければならない試験、「医師国家試験」のための予備校なのです。

今年の合格率は過去10年で最低

「医師国家試験」は、大学の卒業試験にパスした医学部6年生や既卒生が受験します。試験そのものも、体力的・精神的に非常にハードです。

毎年2月に、3日間にわたって行われ、1日あたりトータルで5時間前後にわたり試験が行われます(来年度からは2日間に変更)。

今年2月に実施された第111回医師国家試験の新卒と既卒を合わせた全体の合格率は、前年より2.8ポイント低い88.7%で、過去10年で最も低い結果となりました。

毎回10%前後は不合格に

10%以上の受験生が、医師としてスタートを切ることが出来なかったことになります。

「医学部に合格できたのに、国家試験も通らないの?」と思われるかもしれませんが、実は医師国家試験を主管する厚生労働省によって、合格者数は緻密にコントロールされています。

厚労省は、10年後に必要となる医師の数から逆算して、合格者数を算出していると思われます。

なぜ10年後なのでしょうか。

一人前の医師育成には10年

医師が一人前に働けて、後輩の医師を指導出来るようになるには、2年の研修医期間を皮切りに、臨床経験を積みつつ、各専門医資格等の取得が求められます。厚労省は、そのためには約10年かかると考えているのです。

ですから、医師国家試験の合格者数・合格率は毎年変動します。結果的に、医師国家試験に全員が合格することはなく、毎年10%前後が不合格となります。

多浪するより予備校

医学部を卒業しても、国家試験にパスしなければ、医師にはなれません。しかも、かなり高度なレベルでの戦いになります。

だから医大生も必死です。

多くは新卒時に合格しますが、何度も不合格になるケースもあります。医師国家試験は何度落ちても受験可能ですが、多浪すると合格率は下がっていきます。

だから、冒頭で述べた「医師国家試験の予備校」に通う医大生・既卒生もいるのです。

大手予備校の場合、全国で200名程の生徒が通い、授業料は年間200万円以上。

決して安くはない金額ですが、そこまでしても絶対に合格しなければならないのが、医師国家試験なのです。
6月14日放送「ホウドウキョク×FLAG7 <ニュースなヤマイ>」より

最終更新:6/17(土) 11:30
ホウドウキョク