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長崎県内8交通、乗車券ニモカに切り替えへ 長崎バスは判断保留

6/17(土) 10:18配信

長崎新聞

 西肥自動車(佐世保市)や県交通局(長崎市)、長崎電気軌道(同)など路線バス・鉄道の県内8事業者は16日、運用する共通ICカード乗車券について、現行の長崎スマートカードを、2019~20年度に西日本鉄道(福岡市)のnimoca(ニモカ)へ切り替える方針を明らかにした。02年導入したスマートカードのシステム老朽化を機に利便性向上を目指す。

 ほかの導入事業者は県央バス(諫早市)、島鉄バスを運行する島原鉄道(島原市)、佐世保市交通局(佐世保市)、させぼバス(同)、松浦鉄道(同)。

 一方、スマートカードを運用している10事業者のうち、利用金額シェアが約55%を占める長崎自動車(長崎市)と子会社さいかい交通(西海市)は導入の可否を決めていない。長崎自動車は「利用者や地域への影響を考え、スマートカードの継続や独自カードの導入も含め、あらゆる選択肢で検討中」とし、年内に方針を示す予定だ。

 スマートカードは県内独自のカードで、本県と佐賀県の一部でしか利用できない。これに対しニモカはJR東日本のSuica(スイカ)やJR九州のSUGOCA(スゴカ)など、ほか9種類のIC乗車券と相互利用でき、全国各地の鉄道やバスで使える。コンビニでの積み増しも可能。

 導入経費は総額約18億円を見込む。国の訪日客対策の補助制度を活用し、関係自治体の支援も得たい考え。導入事業者では将来的にスマートカードが使えなくなるが、移行のためニモカとの併用期間などを今後協議する。準備委員会事務局の県バス協会は「観光客の利便性も向上する。交流促進につなげたい」としている。

長崎新聞社

最終更新:6/17(土) 10:18
長崎新聞