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高校再編計画「県の視点で」 青森県教委臨時会で教育長が意向

6/17(土) 11:01配信

デーリー東北新聞社

 青森県立高校再編の第1期計画案(2018~22年度)を巡り、県教委は16日、県庁で臨時会を開き、地区懇談会やパブリックコメントに寄せられた意見を項目ごとに議論した。7月中の計画策定を控え、中村充教育長は、地域に高校を残したいという住民の思いを受け止めているとした上で、「県全体で生徒を育てるという責任を考えれば、県としての視点で計画を判断する必要がある」との考えを改めて示した。

 複数学科の併設について、委員から「地域としては専門性が薄まることを危惧していると思う」との意見が出された。和嶋延寿教育次長は三本木農業と十和田西、六戸の統合を例に挙げ、「農業科と普通科が同じ校舎内にあることが生徒同士の刺激となる上、教員数も増え、教育環境の充実となる」と利点を示した。

 統廃合により、高校がなくなる地域の通学環境への配慮には、平野義一教育次長が「既存のバス路線をダイヤ改正したり、地域のコミュニティーバスと連携したりするなど、通学しやすいよう各部局と検討していきたい」と述べた。

 臨時会後の取材に、中村教育長は「教育環境の充実と地域への配慮は白黒をつける問題ではなく、いかにバランスを取るかが重要だ」と話した。

デーリー東北新聞社