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【MLB】イチロー、“雑音”封じる復調 一時「2ストライクに追い込まれてる」の声も…

6/17(土) 21:31配信

Full-Count

今季初の5試合連続安打で6月打率.400、一時の1割台から.217まで復調

 メジャー17年目のシーズンを迎えているマーリンズのイチロー外野手が調子を上げてきた。5-0で快勝した16日(日本時間17日)のブレーブス戦は出番がなかったが、15日(同16日)のアスレチックス戦まで今季初の5試合連続安打をマーク。4月22日(同23日)のパドレス戦から1割台に沈んでいた打率は、ようやく.217まで上がってきた。ここから、さらに上昇してきそうな気配だ。

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 イチローの打率が.178に沈んでいた今月7日(同8日)、ESPNスペイン語版は「時の扇がイチローを2ストライクに追い込む」とのタイトルで特集を組んでいた。「イチロー・スズキは50歳までプレーすることを望んでいる。疑問なのは、彼がそれをできるかどうかだ。 年月が経ち、時の扇がイチローを2ストライクまで追い込んでいる」。このように、“衰え”を指摘していた。

 この記事では、イチローの偉大な功績を紹介。2004年にマークしたメジャー記録のシーズン262安打については「1920年にジョージ・シスラーが257安打を記録して以来、タイ・カッブ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、スタン・ミュージアル、ウィリー・メイズ、バリー・ボンズやピート・ローズを含む、何人かの歴史上最高の打者たちがメジャーを体験した。そして、誰もシスラーの記録を超えることは出来なかったのだ!」と特筆した。

 その一方で、昨年、メジャー通算3000安打の偉業を達成したことに触れつつ「この年で引退するのが論理的のように思われた」と指摘。「しかし、彼は50歳までの現役続行を意志を述べた」と続けている。

「いつ引退への道を取るかというのは、エリート選手にとって最も困難な決断」

「イチローは優れた守備を見せ続けている。しかし、スイングスピードはもはや同じではない。剛速球となると、徐々にボールを見極めることが難しくなってきている」

 調子の上がらなかったイチローについて、このように言及。「イチローは今シーズン後、現役続行を主張するのだろうか、それとも引退を計画しているのだろうか」とし、「いつ引退への道を取るかというのは、エリート選手にとって最も困難な決断であることは間違いない。しかし、デビッド・オルティスのように最高の思い出を残し、引退したほうが良い。気の毒なイメージを残すよりも」と結論づけていた。

 ただ、イチローはその後、明らかに状態を上げてきている。今季は外野陣が好調で、けが人もなく、「4番手外野手」の出場機会が極端に少なかったことも序盤の不振に影響していた可能性があるが、6月は15打数6安打の打率.400と復調。6安打のうち1本が本塁打だったことで、OPS(出塁率+長打率)は1.000となっている。キャリア通算で見ても、6月は打率.326を記録しており、さらなる上昇に期待が持てる。

 これまでも、周囲が設定してきた“限界“を何度も突破してきた背番号51。昨年6月15日に日米通算4257安打とし、ピート・ローズのMLB歴代最多安打記録(4256安打)を抜き去った時には「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はある」とした上で「常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」と話していた。

 今季も、このまま状態を上げて“雑音”を封じることになりそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/17(土) 21:31
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