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補正予算案を否決 宝達志水町議会、町長選しこり消えず

6/17(土) 1:32配信

北國新聞社

 宝達志水町議会は16日、寳達典久町長が提出した今年度一般会計補正予算案を賛成少数で否決した。小学校と保育所の統廃合計画見直しへ8709万円を減額補正した提出議案に反町長派が反発した。「3月の町長選のしこりが消えておらず、対立が表面化した」(ベテラン町議)格好だ。町側は計画見直しをいったん棚上げし、月内にも開く臨時会で補正予算の修正議案を提出し、可決にこぎ着けたい考えだ。

 本会議の採決では、議長を除く町議11人のうち、4人が賛成し、7人が反対した。3人が反対討論し、2人が賛成討論を行った。補正予算案に反対した7人は町長選で前職を支持していた。一方、賛成した4人のうち3人は町長選で寳達町長を支持し、残り1人は中立だった。

 宝達志水町によると、町長提出の予算案が本会議で否決されたのは、2005年に旧志雄、押水の2町が合併して以来初めて。石川県内では2009年10月、志賀町議会で町側が提出した一般会計補正予算案が否決されたケースがある。

 4月3日に就任した寳達町長は、初当選した町長選で小学校と保育所の統廃合計画見直しを公約の一つに掲げていた。

 減額補正の内容は、小学校関係がスクールバス購入費など7935万円、保育所関係は施設改修費など774万円で、いずれも当初予算に計上されていた。否決された補正予算案には、廃止する予定だった3保育所の再利用を見込み、耐震診断費用162万円なども盛り込まれていた。

 議会閉会後、寳達町長は「否決されたのは残念。統廃合計画見直しの方針を変えるつもりはなく、今後も議会側に粘り強く理解を求め、同意を得たい」と述べた。

 町側は、小学校と保育所の統廃合計画見直しに関する減額補正を除いた補正予算案を、あらためて月内にも開く臨時会に提出する。町長派、反町長派ともに賛成し、可決される見込みだ。

北國新聞社

最終更新:6/17(土) 1:32
北國新聞社

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