ここから本文です

着服隠蔽で会長解任/東北町社協

6/17(土) 11:48配信

Web東奥

 東北町社会福祉協議会の元事務局次長と元主幹が訪問介護事業の利用者負担金を着服した問題で、同町社協は16日、同町保健福祉センターで記者会見し、不祥事を謝罪した。着服が発覚した2012年12月から約4年間、問題を隠蔽(いんぺい)したとして、3月31日付で蛯名友五郎会長を解任(12年12月~16年11月の報酬25%返納)、蛯名聖治事務局長を事務局次長に降格(減給10%、3カ月)とした処分内容を明らかにした。
 会見で、会長職務代理者の松本祐次郎副会長は「町民および県、町、各福祉団体の信頼を損ねて心からおわびしたい」と謝罪。社協側は、隠蔽について「会長が事務局長に内密に処理しよう-と指示し事務局長が加担した」とし、前会長と前事務局長は聞き取りに「処理しようと思っているうちにこうなってしまった」と話しているという。前事務局長は病気療養中のため会見を欠席した。
 着服した2人は既に懲戒免職となり、横領額計387万5671円(06~12年度)を返済していることから、刑事告訴しない方針。町社協の内部調査による使途不明金369万1077円(06~11年度)との差額18万4594円について、松本副会長は「調査が甘かった。ただ、他の職員が使ったということはない」と述べた。差額分は元主幹が返済したという。
 社協は、県が求めていた是正改善報告書を7日に提出、9日に了承された。再発防止に向け(1)公印管理者(事務局長)は公印を保管庫で施錠管理(2)利用者からの現金取り扱いは出納責任者と会計職員に限定(3)現金領収の際はその場で領収書・預かり書を発行する-などを徹底する方針。
 社協は23日の評議委員会で理事をあらためて選任し、今月末に会長を選ぶ。空席となった事務局長はその後決める見込み。

東奥日報社

最終更新:6/17(土) 11:48
Web東奥