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横尾忠則展、十和田現美で開幕

6/17(土) 18:19配信

Web東奥

 十和田市現代美術館で17日、画家、装丁家などとして今なお第一線で多彩に活躍する現代美術家・横尾忠則さん(80)の作品27点を展示する企画展「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」が開幕した。初日は横尾さんによる公開制作が行われ、大勢の来場者が、普段はなかなか見ることができない横尾さんの制作過程を興味津々の様子で見守った。
 公開制作で横尾さんは、在りし日の愛猫・たまの姿を写した写真を手に、F8号(縦38センチ×横45.5センチ)のキャンバスにアクリル絵の具で猫の絵を描いた。
 「あまり静かだと描けなくなっちゃう。ざわざわしていた方がいい」との横尾さんの要望で、キュレーターの小池一子館長、金澤韻(こだま)学芸統括のMCを交えながら制作は進行。横尾さんも時折「リアルな描写の訓練の後に、デフォルメが可能になる」などと来場者に語りながら、迷いなく筆を運び、1時間弱で仕上げた。
 仕上げた絵は、横尾さんが愛猫・たまをしのび旅先で描き続けた絵約40枚を並べている今回の企画展の作品「たま、帰っておいで」に追加展示される。青森市から訪れた工藤貴宜さん(32)は「ずっと見ていても飽きなかった。こんなに近くで見られるとは感激。色の重ね方とかは、凡人には理解できないものがあるんだろうなと思った。一枚の絵になると、愛が伝わってくる」と話していた。
 同企画展は9月24日まで(原則月曜日は休館)。開館時間は午前9時~午後5時。

東奥日報社

最終更新:6/18(日) 9:18
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