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ジョセフHC激怒、W杯前哨戦完敗「死に物狂いで勝ちに行く気持ちがない」

6/18(日) 6:03配信

スポーツ報知

◆ラグビー 国際テストマッチ 日本代表22―50アイルランド代表(17日、静岡・エコパスタジアム)

 日本代表は、2019年W杯日本大会1次リーグで対戦が決まっているアイルランド代表に22―50で完敗した。前半はノートライの3―31で折り返し、後半にFB野口竜司(21)=東海大4年=らBK陣の3トライで致命的な大敗は避けたが、8強以上を目指すW杯前哨戦でのふがいない結果に、ジェイミー・ジョセフ代表ヘッドコーチ(HC)が「貪欲に死に物狂いで勝ちに行く気持ちがない」と激怒。24日・味スタでの第2戦で、先発陣の入れ替えを示唆した。対戦成績は日本の8戦全敗。

 ジョセフHCが2メートル近い巨体を震わせ怒った。世界4位チームへ挑んだW杯前哨戦で22―50の大差完敗。指揮官は「非常に残念な結果。2万7000人の観客をがっかりさせてしまった」とため息をつき、「互角の状況を作れたのに、貪欲に死に物狂いで勝ちに行く気持ちがなかった」と雷をズドンと落とした。

 主力11人を欠く1・5軍の布陣で、中4日で試合に臨んだアイルランド代表は、ミスを多発しても勝った先週のルーマニア代表とはレベルが違った。得意のキック攻撃を多用し速い球出しとスピードで揺さぶった序盤は良かった。フランカーのリーチがボールを奪い、つないだSO田村がロングキックで敵陣深く蹴り込んだ。しかし、勢いをつけたい前半24分にプロップ伊藤が自陣ゴール前でシンビン(10分間の一時退場)の痛恨。10分間で被3トライ、21失点し前半だけで28点も差をつけられ、フッカーの堀江主将は「自分たちのミスで苦しめてしまった」。

 ゴール前に何度も迫りながら、押し戻された前半終盤は、ブレイクダウン(接点でのボール争奪戦)で後手に回りトライのチャンスを潰した。「相手より一歩遅いというところで貪欲さがなかった。ミスと反則でリズムを作れず、勢いもなかった」とSH田中。山田章仁(パナソニック)の負傷離脱でウィングで急きょ先発した松島は「練習はしっかりできていても、試合という重圧を受ける状況で混乱してしまう選手が出てきた」と悔しがった。

 前半だけの31失点はジョセフ日本では最多。それでも指揮官は敗戦の糧に「誇れるのは若い選手がハングリーさを体現してくれたこと」と途中出場のSH流や、FB野口らのトライをたたえた。24日のリターンマッチはただで帰すわけにはいかない。ジョセフHCは「貪欲さがなかったら大問題。プランを変えるか、もしくは選手を入れ替えるしかない」とチームの大手術をチラつかせ、ハッパをかけた。(小河原 俊哉)

最終更新:6/18(日) 6:03
スポーツ報知