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活気奪う駐車場増大 都市再生の在り方意見交換―熱海

6/18(日) 10:28配信

伊豆新聞

 熱海市の熱海リノベーションまちづくり実行委員会の「第1回ATAMI2030会議」が17日、銀座町のロマンス座で開かれた。昨年度、市に提言した「熱海リノベーションまちづくり構想」の策定に携わった関係者、一般市民ら約100人が参加。同構想の実現に向け、初回は中心市街地の衰退を助長する駐車場の増大問題をテーマとした講演を聴き、都市再生の在り方について意見交換した。

 有識者や不動産オーナーを委員とした昨年度の構想検討委員会を実行委員会に格上げした公開型会議で、本年度は計5回を予定している。冒頭、昨年度に引き続き会議の座長を務める清水義次さんは「熱海は回復基調にある。今の動きを支えている一つがこの会議であり、新しい熱海をつくり出していこう」と述べ、参加者に活発な意見交換を求めた。

 このあと、東京の一級建築士事務所ワークヴィジョンズ代表の西村浩さんが「どこもかしこも駐車場」の演題で講演した。西村さんは「中心市街地で増え続ける駐車場が街から活気を奪っている」と指摘。「駐車場が仮に原っぱになれば、子どもが集い、子育て世代が周辺に住むようになって活気が生まれる」と語った。「民地だから」と手をこまねいているのではなく、官民で智恵を出し合い、地主も潤う仕組み作りの発明、新たな公共空間の創造を訴えた。

 故郷・佐賀市で原っぱの実証実験に取り組む西村さんのユーモアたっぷりの話に参加者は聴き入った。

 【写説】中心市街地の駐車場と道路を利活用した新たな公共空間の創造を提案する西村さん=銀座町のロマンス座

最終更新:6/19(月) 11:25
伊豆新聞