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クローバーラボ、男性向けに高級腕時計レンタル ゲームの小出し戦略活用

6/19(月) 8:15配信

SankeiBiz

 携帯電話やスマートフォン向けのゲームを開発するベンチャー企業「クローバーラボ」(大阪市北区)が、男性向け高級ブランド時計のレンタルサービスを始める。ゲームもレンタルも「人をワクワクさせるのは共通している」として、ゲーム開発の経験が生かせるとみている。

 同社は2009年、小山力也社長らがウェブサービスの受託開発業務を行う会社として創業。当時はホームページ制作やゲーム開発を受注していたが、翌年にはオリジナルのスマホゲームを公開。12年から受託開発事業から、ゲームアプリなど自社サービスの開発に軸足を移した。

 14年に公開したゲーム「ゆるドラシル」が現在もヒット中だ。北欧神話などを参考にして構成した世界を、4頭身のかわいらしいキャラクターが冒険するRPG(ロールプレーイングゲーム)で、600万ダウンロードを突破している。

 一方で、13年に古着のネット販売を開始。昨年からはメンズファッションの月額レンタルサービスをネット上でスタートした。毎月定額で、スタイリストが考えたコーディネート一式をレンタルできるサービスだ。

 小川紀暁・常務取締役兼経営企画室長は、「創業時からゲーム一本にこだわるつもりはなかった。一見、ゲームとファッションの共通点は少ないかもしれないが、ウェブを使ってより便利で楽しいサービスを提供したいという思いは一致している」と話す。

 さらに今月中に、高級腕時計のレンタルサービス「KARITOKE(カリトケ)」を始める。中古市場で買い付けたブランド時計を貸し出すサービスで、月額3980円(税別)の「カジュアル」から1万9800円(同)の「エグゼクティブ」まで4つのプランを設定。

 貸し出す時計は、エルメスやブルガリ、ロレックスなど高級ブランド約10種類を用意。市場価格約10万円から120万円のもので、紛失や大きな破損については保険で補償する。

 若い人の中にはスマホを時計代わりに使う人が多いが、事前の調査では「就職活動や結婚式などでは高級時計を身に着けたい」という声もあり年間1000人以上の顧客を見込む。

 5月下旬から事前登録の受け付けを始め、その数は約1300人にのぼった。サービスに先行して登録を受け付け、情報を少しずつ公開して口コミで評判が広がるのを待つ戦略は「ゲーム公開の手法を踏襲している」という。

 小川常務は「これからも事業のジャンルにこだわらず、今までにないサービスをウェブを使って広げていきたい」と話している。

最終更新:6/19(月) 8:15
SankeiBiz