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深海のヨリトフグ、珍しい稚魚を発見 山口・下関で展示

6/18(日) 8:10配信

朝日新聞デジタル

 深海に生息するヨリトフグの稚魚が、山口県下関市の水族館「海響館」で展示されている。世界中に分布しながら、これまで稚魚の確認例はほとんど無いという。フグ目魚類の世界一のコレクションを誇る海響館でも、初めて展示された。

【写真】ヨリトフグの稚魚=下関市

 水槽を泳いでいるのは、体長約2センチの稚魚。体表は金属的な緑色をしている。長門市の海岸で水面に浮いていたところを、海響館職員の久志本鉄平さんが採取した。「見慣れないフグがいる」と持ち帰って調べたところ、ヨリトフグの稚魚と分かった。

 海響館によると、ヨリトフグは主に世界中の温帯と熱帯域の深海に生息し、成魚は体長40センチほど。成魚は底引き網や沖釣りなどで捕獲されるが、稚魚については図鑑などにも記録されていないという。

 久志本さんは「深海のフグなのでいつまで展示できるかは未定。いまのうちに希少な稚魚を見てほしい」と来館を呼びかけている。問い合わせは海響館(083・228・1100)。(白石昌幸)

朝日新聞社