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(日曜に想う)戦禍を結ぶ二つのマリア 編集委員・福島申二

6/18(日) 11:30配信 有料

朝日新聞デジタル

 梅雨入りの雨にぬれる長崎の浦上天主堂で、胴体を失って頭部だけが残った二つのマリア像を見た。同じ祭壇に安置された聖母はそれぞれに、20世紀に起きたむごい戦禍を私たちに伝える。
 長崎への原爆投下と、スペインのゲルニカへの無差別爆撃である。
 かつて、浦上天主堂の正面祭壇には美しい寄せ木造りのマリア像が置かれていた。しかしあの日、爆心地から500メートルにあった天主堂は一瞬のうちに壊滅する。秋になって復員してきたひとりの神父が、廃墟(はいきょ)のがれきから奇跡のようにマリアの頭部を見つけた。かき抱(いだ)くように持ち帰って大切にしたのが、いまでは知る人も増えた「被爆マリア」である。……本文:3,095文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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