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消費者の35%「資産運用を考えたことがない」

6/18(日) 17:40配信

ZUU online

20-50代の一般消費者1000人を対象に「お金に関する実態調査」を実施したところ、資産運用している人は12.5%しかおらず、資産運用を考えたこともない人の割合が何と35%という驚きの結果が判明した。

調査はインターネットリーチした結果であり、年収300万円未満が20.1%、300-500万円未満が25.5%、500-1000万円未満が21.2%、1000-1500万円未満が25.5%、1500万円以上が8.2%と、ほぼ均等回収された。実施したのはVOYAGE GROUP <3688> 。性別および年代ともほぼ均等という。

消費者意識調査は1回限りでは断定的なことは言えないが、この調査結果を見る限り、銀行、証券など金融業者には好ましくない消費者の意識が数字に表れている。

■3割近くが家計の資産状況が「分からない」

「世帯の家計と金融総資産」の項目では、黒字家計68.3%に対して赤字家計は14.9%。「分からない」とする割合が28.9%、3人に1人もいるのは驚きである。金融の総資産は「300万円未満」が27.1%と一番多く、「分からない」が28.9%もいたという。

「保有口座・保険・ローン状況(複数回答)」では、口座は「ゆうちょ銀行」利用が65.4%で、メガバンクが48.2%、地方銀行43.3%、ネット銀行37.1%に対して、証券会社が13.9%、ネット証券11.6%だった。ちなみに生命保険は33.8%、3人に1人が加入している。

「資産運用・形成に関する現状」は、そのために行動している、もしくは興味がある人の割合は49.3%あるが、「実際にできている」割合は12.5%にとどまっている。「今まで考えたことがない」は34.9%と多い。金融庁は、国民の資産形成に向け「貯蓄から資産形成へ」を推進しているが、この調査の傾向を見る限り現実は厳しい。

■ゼロ利息時代でも定期預金、資産運用も慎重

「資産運用・形成の目的」については、「自分の老後のため」が70.7%と圧倒的に多く、「今も今後も行うと思わない」が19.4%あった。ちなみに「子どものため」26.3%、「急な病気の備え」25.7% 、「住宅購入のため」8.2%と余裕はない。

「サービス別資産運用・形成」を見ると、現在行っている中で一番多い定期預金でも41.4%で、5割に満たない。次いで株式が22.5%、積み立て預金が17.0%の順。これまでは行っていないが今後したいものは、ふるさと納税が28.4%と一番多く、NISA18.3%で、先物取引が一番低く5.9%だった。

「資産運用の希望パターン」は、運用資産100万円が将来105万円あるいは95万円になるかもしれない「資産の将来変動可能性枠が±5%幅」が37.3%と一番多かった。次いで「±0幅」もほぼ同率の36.8%だった。「±20%幅」は17.4%、「±50%幅」は僅かに8.5%。消費者は資産運用に慎重かつ保守的な傾向が強いことがはっきり示された。(長瀬雄壱 フリージャーナリスト、元大手通信社記者)

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最終更新:6/18(日) 17:40
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