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泣くな新海美優! 最後まであきらめずにベストを尽くしたじゃないか!

6/18(日) 17:11配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<ニチレイレディス 最終日◇18日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,566ヤード・パー72)>

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前日の記者会見では、「優勝は考えずに自分のプレーをするだけです」と語っていた新海美優。たしかに、過去5年でツアー通算13勝を挙げているテレサ・ルー(台湾)に4打のビハインドを考えれば、逆転劇を演じるのは難しい状況だった。

どこまで善戦できるか注目されたが、大方の予想を裏切る展開となった。前半5番・7番でボギーを叩いたテレサを尻目に、新海は5番・6番でバーディを奪い、一時は5打まで広がった差を1打差まで詰め寄ったのだ。こうなれば、当然優勝を意識しての戦いとなる。9番パー5で先にバーディを奪ったテレサに対し、新海もバーディパットを入れ返す。まさに一進一退のプレーが続いた。

前半戦を1打差でターンした新海だが、後半は思うようにスコアを伸ばせず、徐々にルーに離されていく。そして迎えた17番パー3。5番ユーティリティで打ったティショットは左のガケ下へ。アドレナリンと雨の影響でフライヤーしたことが重なり、飛び過ぎてしまったという。結局、このホールをダブルボギーとし、万事休す。テレサと5打差の2位タイでフィニッシュした。

「途中ルーさんと差が開いたときでも、残りのホールがある限りは何があるか分かりませんし、絶対にあきらめないでプレーしようと決めていました」

といい切った新海。しかし、今回キャディを務めた梅原敦氏と戦った3日間を振り返ったとき、大粒の涙があふれてきた。

「おそらく梅原さんがキャディじゃなければ、今回の成績はなかったと思います。大会前に一緒に頑張って優勝しようといわれたことが支えとなったし、プレーについてもいろいろと支えていただきました。本当に感謝しています」

約束を果たせなかった悔しさが新海の涙腺を刺激したのだろう。それでも、今回の2位タイで581万円の賞金を獲得。今季の賞金獲得額を1699万円とし、賞金ランキングを26位にまで上げた。

「新海さんはうまいです。最後まで自分のペースで落ち着いてプレーしていたし、いつかすごい選手になると思います」(テレサ)

優勝したテレサも大器の片鱗を見た21歳・新海美優。初シードへ向け大きな弾みとなった3日間だった。

文/山西英希

(撮影:米山聡明)<ゴルフ情報ALBA.Net>