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【ヤクルト】山田V弾!「10円ハゲができそう」極限の精神状態から戻った笑顔

6/18(日) 6:42配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト5―0日本ハム(17日・神宮)

 目の覚めるような弾丸ライナーが、左翼席最前列に突き刺さった。0―0の3回2死一、二塁。ヤクルト・山田はメンドーサの内角ツーシームを振り抜いた。「久しぶりにゆっくり走れたので、いい時間でした」。11試合ぶりの8号決勝3ラン。少しだけ、笑顔が戻った。

 7回無死満塁では、左犠飛を放って今季最多の4打点をマーク。史上初の2年連続トリプルスリーから一転、セの打率最下位に沈む背番号1だが、「多少焦りはあります。チャンスの時の『山田哲人コール』は大きいですし、重圧はかかりますけど、それをはね返さないと野球選手じゃない」と意地を見せた。

 「今年は状態が日によって違う。『つかんだ』と思っても、次の日になると戻っているんです」。上体の開き、ステップ幅、かかと体重―。意識すべき点は把握しているが、フォームが安定しない。ルーチンである10種類以上のティー打撃をしても、直らない。「10円ハゲができそう」という極限の精神状態から、凡退しても感情が揺れないこともあった。自身を「守備の人」とまで形容した。

 それでも、下だけは向かなかった。「何か違うルーチンが必要かな」。5月に入り、ティー打撃で通常より約4センチ長く、110グラム軽いバットを使い始めた。ビジターでは、守備練習後にフェンス際でのダッシュを取り入れた。全ては持ち味の「キレ」を出すためだった。14日からは山なりの緩い球を打ち返し、下半身で打つ感覚を研ぎ澄ました。「効果が出たら、それがまた僕の財産になる。ティー(打撃)だけだったところに、引き出しが増える」。不振をも前向きに考えた。

 チームは今季2度目の4連勝。だが、周囲の期待度がさらに高いことは山田が一番分かっている。「『成長した』というのは、結果を出した後に言えること。まだ活躍したとは言えないので」。試行錯誤の日々は続く。(中村 晃大)

最終更新:6/18(日) 8:18
スポーツ報知

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