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医療と介護の最先端語る 静岡県立大セミナーが最終講座

6/18(日) 8:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県立大主催の「10年後の静岡を創るスーパーセミナー」(静岡新聞社・静岡放送共催)の最終講座が17日、静岡市駿河区の県立大で開かれた。医療と介護をテーマに県公立大学法人顧問で京都大名誉教授の本庶佑氏ら有識者3氏が講演し、320人が聴講した。

 がん免疫療法に関わるタンパク質PD-1を発見した本庶氏は、がん細胞と免疫力の関係性、開発された新薬について解説。「PD-1抗体による免疫治療法で今後、がん克服の可能性は一層高まるだろう」と展望した。

 ヒトゲノム国際機構の元会長でゲノム研究の第一人者として知られる静岡雙葉学園理事長の榊佳之氏と、県立大大学院看護学研究科長の渡辺順子氏も講演した。榊氏は、ゲノム解析技術の驚異的な進歩が病気の予防や早期発見・治療につながっていると説明した上で、「治療法のない病気など、詳しい遺伝子情報が分かり過ぎる側面があり、一定の歯止めも必要だ」と強調した。

 渡辺氏は、地域包括ケアシステムや要介護者の尊厳に関わる排せつケアなどの重要性について報告した。

静岡新聞社