ここから本文です

酒都・西条が舞台の映画「恋のしずく」キャスト目指し市民熱演 広島

6/18(日) 7:55配信

産経新聞

 東広島市西条地区を舞台に、日本酒をテーマにした映画「恋のしずく(仮題)」の撮影が、10月から始まる。17日、映画に出演する地域キャストやエキストラの公開オーディションが東広島芸術文化ホールくらら(東広島市西条栄町)で始まり、市民らがアドリブの芝居などに挑み、メガホンをとる瀬木直貴監督に“演技力”を猛アピールした。

 映画は、ワイナリー勤務を夢見る東京の農業大学に通う“リケジョ”が、実習で訪れた西条の小さな酒蔵で酒造りにふれ、恋に目覚めるストーリー。広島杜氏(とうじ)組合長が酒造りのシーンを監修し、市や西条酒造協会が後援するなど、酒都西条での映画制作を地域をあげて応援する。10月から11月にかけて市内などで撮影を進め、来年秋の公開を予定する。

 この日のオーディションには市内外から約300人が参加。母親に抱かれた赤ちゃんからプロの俳優を目指す若者などさまざまな人が集まり、十数人ずつの班に分かれてワークショップ形式の審査に挑戦した。

 同市の蔵田義雄市長も“飛び入り参加”した班では、瀬木監督が突然、「日本酒」「AKB」「殺人事件」の3つの言葉を使った即興劇を注文。アドリブのセリフや予期せぬ展開の連続に笑いも起こる中、瀬木監督らが自然に演じる能力などをチェックしていた。

 親子3人で参加した地元西条の中学1年、塩野真緒さん(12)は「楽しくてもっとやりたかった。1秒でも映画に出たい」。母親の里恵さん(40)は「大好きな街を舞台に映画が作られることを誇りに思います」と笑顔で話していた。

 オーディションはこの日も含め月内に3回予定され、全国から約1千人の事前申し込みがある。瀬木監督らの審査を経て、セリフがあるか、主人公の友人などの役柄を担う地域キャスト約20人に加え、毎年10月にある「酒まつり」のシーンなどを想定した数百人のエキストラを選ぶという。

最終更新:6/18(日) 7:55
産経新聞