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ライン上のハンドは自動で得点に? IFABが「先進的」な規則変更を提案

6/18(日) 16:49配信

AFP=時事

【AFP=時事】ゴールライン上で手で止めたボールの扱いなど、いくつかのルール改正案をまとめた提案を、サッカーの規則作成を行う国際サッカー評議会(IFAB)の技術委員長がまとめた。

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 提案が認められれば、ゴールライン上で手で止めたシュートは自動的に得点と認められる日が来るかもしれない。「プレー・フェア」と名づけられた提案書には、その他にもFKやCKでキッカーが直接ボールを持ち出すことを認めるなど、いくつかの提案が盛り込まれている。

 提案内容はこれから9か月かけて議論された後、その翌月のIFABの会合で取り上げられる可能性がある。文書を確認した英紙タイムズ(The Times)によれば、提案の目的は実プレー時間を増やすことだという。

 IFABの技術委員長で、元一流審判でもあるデビッド・エルレイ(David Elleray)氏は、「先進的な文書だ。サッカーをさらに素晴らしいものにするための、静かな革命と言えるだろう」と話した。

「出発点は、規則を眺めて『これは一体なんのためのものだろう』と自問することだった。特に理由が見当たらなければ、変えた方がサッカーがもっとおもしろくなるはずだ」

 ゴールライン上で手で止めたボールをゴールと認める規則がもっと早くに導入されていれば、2010年のW杯南アフリカ大会(2014 World Cup)で4強入りを果たしていたのはガーナになったかもしれない。

 同大会のウルグアイ対ガーナ戦では、両チーム同点で迎えた延長戦も終了間際、ガーナのドミニク・アディイアー(Dominic Adiyiah)のシュートをウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)が手で防いだ。このプレーでスアレスは退場となり、ガーナにPKが与えられたが、キッカーのアサモア・ギャン(Dominic Adiyiah)はこれを失敗。結局、PK戦の末にウルグアイが勝利を収めた。

 エルレイ氏は他にも、ボールがピッチの外に出るまで前半終了や試合終了の笛は吹かないようにすること、GKが味方のバックパスを手で扱った場合は相手にPKを与えることなども提案している。

 またGK絡みでは、ゴールキックを味方がペナルティーエリア内で受けるのを認め、その際、相手選手はエリア内に入ってはならないようにすることも考えている。

 またPKでは、2回目のチャンスはもらえないようになるかもしれない。提案では、最初のキックが防がれ、跳ね返りがインプレーで残っている場合でも、自動的にゴールキックとすることを勧めている。

 文書では、「そうすれば、選手がペナルティーエリアの端に群がり、一刻も早く走り出そうと待ち構えることもなくなる」と記されている。さらには、「そうした試みをさらに減らすために、攻撃側の選手がキックより前にエリア内に侵入した場合、キックが『失敗』とみなされるようにする、あるいは守備側の選手が同じことをしてキックが失敗、あるいは阻止に終わった場合、キックをやり直す」とも書かれている。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:6/18(日) 16:54
AFP=時事