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<有毒アリ>「ヒアリ」神戸港コンテナヤードでも確認

6/18(日) 11:53配信

毎日新聞

 神戸市は18日、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が同市中央区の人工島・ポートアイランドのコンテナヤード(約14ヘクタール)で見つかったと発表した。ヒアリは先月、兵庫県尼崎市に到着したコンテナの中で国内で初めて発見された。尼崎市に着く前に保管されていたヤードを環境省と神戸市が調べ、アスファルトの亀裂から約100匹が見つかった。人的被害はなく、駆除したが、同市は対策本部を設置し、住民に注意を呼びかけている。

【発見されたヒアリをアップで】

 環境省によると、ヒアリは赤茶色で体長2.5~6ミリ。刺されると、やけどしたような痛みがある。アレルギー性のショックを起こすこともあり、米国では年100人以上が死亡しているという。中国や台湾、マレーシアなどにも生息している。

 ヒアリがいたコンテナは5月20日、中国・広州市から貨物船で神戸港に到着し、同25日まで保管された。尼崎市で積み荷を取り出した際に数百匹が固まって見つかり、6月9日にヒアリと確認された。

 環境省と神戸市はコンテナ保管場所や周辺を調査。同16日、約30メートル離れたヤード内3カ所で酷似したアリを捕獲し、18日にヒアリと確認された。侵入ルートは不明だが、コンテナには直径数ミリの換気口があり、18日に記者会見した市危機管理室は「コンテナから外に出た可能性がある」としている。同時期に同じヤードに保管されていたコンテナからは見つかっていない。【栗田亨】

最終更新:6/19(月) 0:22
毎日新聞