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<卓球>水谷隼、準決勝敗退 女子は16歳孫V 荻村杯

6/18(日) 18:04配信

毎日新聞

 卓球のワールドツアー、荻村杯ジャパン・オープンは最終日の18日、東京体育館で行われ、男子シングルスは準決勝で水谷隼(木下グループ)が世界ランキング2位の樊振東(中国)に1-4で敗れた。決勝は世界選手権の再戦となり、世界王者の馬竜(中国)が4-1で樊振東を破って優勝した。女子シングルスも中国勢同士の決勝となり、16歳の孫穎莎が世界5位の陳夢に4-3で逆転勝ちしてツアー初優勝を飾った。

 ◇「中国との距離縮まっている」

 水谷は相手の顔色が変わったと感じた。第4ゲームを8-9からの3連続得点で奪い返し、迎えた第5ゲーム。樊振東はそれまで封印していたサーブを使い、打ち合いの激しさの度合いも一段と増した。最後は力で押し切られたが、28歳のエースは「確実に(中国選手との)距離は縮まっている」と強調した。

 水谷が中国のトップ選手と対戦するのは、昨夏のリオデジャネイロ五輪団体の決勝以来。20歳の樊振東はリオ五輪の代表こそ漏れたが、2020年東京五輪では間違いなく主力となる次のエース候補だ。水谷も過去2戦全敗。肘を支点に手首を返して強烈な回転を掛けるバックハンドのレシーブ「チキータ」が最大の武器だ。

 序盤は互いに様子見の展開となったが、水谷はつなぎのショットの精度が悪くミスを連発。簡単に2ゲームを失い、第3ゲームもジュースまで粘ったが落とした。だが、リオ五輪のように台から離れずに真っ向から打ち合うことで活路を見いだした。あえてチキータを打たせて狙い打つしたたかさも見せた。

 「まだまだ強くなれる手応えがある」と水谷。2人の勝負は東京五輪まで続くことになりそうだ。【田原和宏】

 ◇16歳が鮮烈デビュー

 今回がシニアのワールドツアー初出場となった16歳の孫穎莎が女子で単複2冠に輝き、鮮烈にデビューした。決勝で戦った陳夢の世界ランキング5位に対し、孫はランキングなし。しかし、7歳上の相手に一歩も引かない打ち合いを展開。多彩なバックハンドを武器に攻め抜き「優勝できるとは思わなかった。プレッシャーはなく、持っている力を発揮できた」と喜んだ。

 平野美宇(エリートアカデミー)や伊藤美誠(スターツ)と同じ2000年生まれ。「私と平野さんはスピードがあるところが似ている。私より実力はあると思うけど、対戦したら全力を尽くしたい」と孫。日本勢に強力なライバルがまた現れた。

最終更新:6/18(日) 18:24
毎日新聞