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離脱交渉、19日開始=決裂の恐れも―英・EU

6/18(日) 14:35配信

時事通信

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱に向けた交渉が19日、EU本部があるベルギーの首都ブリュッセルで始まる。

 離脱を決めた昨年6月の英国民投票から1年。英・EUはようやく話し合いのテーブルに着く態勢が整った。双方は来年秋の大筋合意を目指すが、主張の隔たりが大きく、決裂の危険もはらんでいる。

 英政府は今年3月、EUに離脱の意思を正式通告し、原則2年の交渉期間がスタートした。EU加盟国の離脱は初めてで、世界の注目を集める対決が「どんな結末を迎えるかは誰にも分からない」(外交筋)。途中経過が明らかになるたび、金融市場では英通貨ポンド相場などが乱高下しそうだ。

 ブリュッセルでの初会合にはデービス英EU離脱担当相とバルニエEU首席交渉官らが出席し、19日午前11時(日本時間同日午後6時)から今後の議論の進め方などをめぐって意見交換する見通し。同日午後6時半(同20日午前1時半)ごろから共同記者会見を予定している。

 交渉では、EUが英国に対し、(1)600億ユーロ(約7兆4000億円)規模の「手切れ金」の支払い(2)英国に住むEU加盟国市民の権利保障―などを要求し、英国はEUに自由貿易協定(FTA)の速やかな締結を迫る方針。英国がEUの言い分を受け入れ、EUも英国に手を差し伸べるかが焦点となるが、これまでの前哨戦では互いの意地がぶつかり合っており、妥結にはほど遠い状況だ。 

最終更新:6/18(日) 15:09
時事通信