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阪神・中谷、好守で存在感 技あり適時打「つなげて良かった」

6/18(日) 6:01配信

スポニチアネックス

 ◇交流戦 阪神2―8楽天(2017年6月17日 甲子園)

 阪神・中谷が攻守で抜群の働きを見せた。2点を追う4回1死二、三塁の好機で打席に立つと、冷静に状況を見極め、技と工夫を凝らして反撃を告げる適時打を放った。

 「しっかり(内野の)守備位置を見てました。内野も後ろでしたし、内野ゴロでも1点という楽な気持ちで打席に入った。追い込まれてからは三振しないことだけ考えて軽打しました。ヒットで後ろにつなぐことができて良かったです」

 カウント2―2からステップに変化を付けた。足を上げず、楽天の先発・美馬が投球動作に入ったと同時に踏み出す。ほとんどノーステップのような形でスライダーを拾って中前へ運び、三塁走者・北條を本塁に迎え入れた。

 チームトップタイの7本塁打で長打力は証明済み。不動のレギュラーになるにはケースに応じたプレーが必要とされる。中谷は試合を重ねるごとに、その力を身に付けつつある。

 2回にはチーム初安打を中前に弾き返しており2試合ぶりのマルチ安打。打率・218で迎えた甲子園6連戦は、この日を含め19打数10安打と大当たりで同・255まで上昇させた。

 美技も魅せた。同点の6回2死一、二塁で藤田が放った頭上へのライナー性の打球を、背走しながら1メートル87の巨体を目いっぱい伸ばしてキャッチ。最後はそのまま芝生上に倒れこんだがボールだけは放さなかった。越されていれば走者2人の生還が確実だっただけに、一時の窮地を脱するビックプレーだった。勝ちにはつながらなかったが、中谷の存在は際立っていた。(巻木 周平)