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米、キューバへ圧力強化 国交は維持

6/18(日) 7:55配信

産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は16日、フロリダ州マイアミで演説し、キューバ政策を変更すると発表した。米国はオバマ前政権下で約半世紀ぶりにキューバと国交を回復したが、圧力強化に転換した。

 トランプ氏は演説で、キューバのカストロ政権による人権侵害を非難し、自由選挙の実施や政治犯の釈放、表現の自由の尊重を要求。これらが実現するまで「経済制裁を解除しない」と言明した。またオバマ前政権がカストロ政権と結んだ合意を「破棄する」と表明し、新たな合意に向け再交渉に入る考えを示した。

 新政策ではカストロ国家評議会議長の娘婿が運営する軍ビジネス部門「GAESA」と米企業が取引するのを禁止する。また米国人には「教育目的」を名目に認められていたキューバへの個人旅行が禁止される。

 一方、トランプ氏が大統領選で示唆していた「国交断絶」は見送られた。両国の在外公館は維持され、直行便も運航を継続。キューバ系米国人による渡航や送金も、従来通り認められる。

 対キューバ政策見直しに関しては、米企業の投資活動に悪影響を及ぼす恐れがあるなどとして、共和党の一部で慎重論が強かった。

最終更新:6/18(日) 7:55
産経新聞