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松山 メジャー自己新65、V追い風 世界トップ3が予選落ち

6/18(日) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇米男子ゴルフツアー 全米オープン第2日(2017年6月16日 米ウィスコンシン州エリン エリンヒルズ=7839ヤード、パー72)

 日本勢メジャー初制覇の期待が懸かる松山英樹(25=LEXUS)がボギーなしの7バーディーで回り、海外メジャー自己ベストで、この日のベストスコア65で通算5アンダーとし、初日82位から8位に急浮上した。首位との差も9から2打差に縮めた。宮里優作(36=フリー)、小平智(27=Admiral)は通算2アンダーの24位。日本勢6人のうち、3人が予選を通過した。

 松山が予選落ち危機から優勝争いに加わった。激変の要因は一つ。「パッティングが凄く良くなった」。全米オープン自己最多の7バーディーを奪い、13番では最長の8メートルを沈めた。8番はスライスしてフックする難しいスネークラインの7メートルを決めた。

 初日はバーディーパットが一つも入らなかった。82位と出遅れ「最悪です」と吐き捨てたが、海外メジャー自己ベストの65で8位に上昇し、コメントまでも別人。前日の言葉に引っかけて「最高ですね」とおどけた。

 悩みがピークに達した前日、周囲に救いを求めた。宮里藍の父、優さんもその一人。子供3人をプロにした名伯楽が内容を明かした。「結局はグリップの問題を解決しないと」。外側に開くように握っていた左手を真っすぐ構えるように指導したという。ほかにも、スペインのカブレラベロ、大会前日には青木功が世界4位にアドバイスをしていた。

 「自分がどうなっているかを言ってくれる人は凄く大事だと思う。全てを受け入れるのではなく、自分の中で試行錯誤しながらやったのが、今日はたまたま良かった」

 松山のリズムをつくるのは「パットですね」。自信が宿り、ショットも切れる好循環。18番の3メートルが入っていれば、大会タイ記録8アンダーという猛チャージだった。

 この日は2月のフェニックス・オープン最終日でも着用して連覇を呼んだラッキーカラーの黄色いシャツでプレーした。16日に全国大学ゴルフ対抗戦(北海道)では同じく黄色いシャツを着た母校の東北福祉大が男女ともに優勝。松山は阿部靖彦監督に電話をかけ「おめでとうございます」と祝福。恩師に「おまえも頑張れ」と激励され、日本一になった後輩に刺激を受けて同じ色の勝負服で好スコアを記録した。

 首位との差は9から2に縮まり、「残り2日にプラス要素」と日本人メジャー初Vを見据える。世界ランキングのトップ3が史上初の予選落ち。予選通過した68人の中では松山が最上位だ。エリンヒルズ名物の風以上に、追い風が吹いている。