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IS指導者殺害「疑わしい」 米高官、露メディアの報道に

6/18(日) 7:55配信

産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権高官は16日、記者団に対し、ロシアが「イスラム国」(IS)指導者のアブーバクル・バグダーディ容疑者を空爆で殺害した可能性があるとする露国営メディアの報道について「もっともらしいが疑わしい」との見方を明らかにした。

 米政権高官は記者団に、現場から詳細な情報を待っていると語った。国防総省報道官も16日、産経新聞に対し、ロシアの主張を「確認できない」とした。

 一方、別の米当局者はCNNに対し、ロシアが先月28日にシリアで空爆を行った事実は確認できたとした上で、ロシアが主張する地点に実際に爆弾が投下されたのか、現場に誰がいたかを事前に把握していたのかについて調査中だとした。

 IS幹部らは最近、空爆の標的となるのを避けるため大規模な会合を開いていない。特にバグダーディ容疑者は公衆の面前にほとんど姿を見せないことで知られる。またISが「首都」と称するシリア北部ラッカでは、米軍が支援する民兵部隊「シリア民主軍」(SDF)の攻勢を受け、幹部の大半が東部デリゾールに脱出済みとされる。専門家からは「ロシアの説明はつじつまが合わない」との指摘が相次いでいる。

 CNNの軍事問題解説者は「バグダーディ容疑者の死亡情報は過去3年間に少なくとも5回報じられた」と述べた上で、ロシアの情報源を過度に重視すべきでないと警告した。

最終更新:6/18(日) 7:55
産経新聞