ここから本文です

文田、リオ銀の太田破り初の世界選手権切符「決勝はノルマ、実力示す」

6/19(月) 8:08配信

スポーツ報知

◆レスリング 全日本選抜選手権最終日(18日、東京・代々木第二体育館)

 男子グレコローマン59キロ級の韮崎市出身・文田健一郎(21)=日体大4年=が、6―2で太田忍(23)=ALSOK=を下して連覇を達成。初の世界選手権(8月、フランス・パリ)出場を決めた。ポイント1―2の第2ピリオド残り1分、昨年のリオデジャネイロ五輪銀メダリストを2度投げて圧倒。ライバルに完勝してつかんだ喜びを文田に聞いた。同フリー70キロ級では藤波勇飛(21)=山梨学院大3年=も、プレーオフの末に初の世界切符をつかんだ。

 ◆文田健一郎に聞く

 ―日体大の先輩で、ライバルの太田を破って初の世界選手権行きを決めた。

 「2月のキューバでの国際大会では先輩に負けていたので、それが悔しくて。だから、(5月の)アジア選手権で初優勝しても満足はできなかった。いい形で大会を終えることができた」

 ―1―2の第2ピリオド終盤、連続で得意の反り投げが決まった。

 「ラスト1分でも焦りはなかった。きっちりと攻め込む時間はあると思っていた。落ち着いてできたことがいい結果に結びついた」

 ―リオデジャネイロ五輪は銀メダルを獲得した太田の練習パートナーだった。

 「いい経験ではあったけど、目の前に世界の舞台があった。悔しさを持ち帰ってきたし、今大会の励みにもなっていた」

 ―今日(18日)は父の日。韮崎工での恩師でもある敏郎さんも応援に駆けつけた。

 「金メダルのプレゼントは意識していなかったけど、結果が残せてホッとしている。高校時代は監督と選手という関係で、練習や大会でいつも怒られたりして正直、『嫌だな』と思っていた。でも、あの厳しい時間がなければ今の自分はいない。尊敬する偉大な父です」

 ―初の世界選手権はどう戦うか。

 「五輪銀メダルの太田忍さんに勝って優勝したからには決勝進出はノルマ。キューバ勢が強い階級だけど、自分の実力が通用することを世界で示したい」

最終更新:6/19(月) 8:08
スポーツ報知