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野際陽子さん遺作出演 向井理&尾野真千子が追悼「未だに信じられない」

6/19(月) 11:54配信

オリコン

 俳優の向井理(35)と女優の尾野真千子(35)が19日、東京・神田明神で行われた映画『いつまた、君と~何日君再来(ホーリージュンザイライ)』(24日公開)トークイベントに登場。今月13日に肺腺がんのため81歳で亡くなった女優・野際陽子さんにとって、同作が映画の遺作となったことを受け「真面目に役のことを一番に考えていた。元気で明るい野際さんしか知らないので、未だに信じられない」と偲んだ。

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 原作は、向井が大学生のときに、祖母の手記をパソコンで打ち直し、家族や親戚と共に自費出版をして、卒寿を迎えた祖母へお祝いとしてプレゼントしたという『何日君再来』。映画化にあたっても向井が自ら企画に携わり、戦後の混沌とした日々を歩んだおよそ50年にわたる軌跡を映し出す。

 深川栄洋監督(40)は、昨年2月に最初の撮影を行っていたことを明かし「手術をされた後に復帰されるという形だったのですが、僕らの緊張をほぐそうとしてくれるくらい明るかったです」と回顧。11月に撮り直しを行った際には、スタッフに「もう、撮り直しないわよね?」と確認していたといい「すごく強くてやさしくて、凛とした昭和のいい女優さんが天に召されたのかなと感慨深く感じていました」と語った。

 一方、向井の祖母・芦村朋子さんの若かりし頃を演じた尾野は「野際さんが現代の朋子さんを演じるということだったので、本読みの時にごあいさつしたら『何か、同じところがあるといいわよね』って言っていただいた。何か、野際さんが私のことをすごく気にしてくださっていました」としみじみ。「あの頃にもっと話して、つながるものを作っておいた方が良かったのかなと今さらながら思いますが、あれはあれで良かったなと思います」と天を仰いだ。

 撮影前に野際さんから質問状を受け取っていたという向井は「すごく意欲的に似せていこうという姿勢を見せてくださった。やっぱり(祖母に)似ていました」と感謝。同作の公開にあたって、野際さんが生前に「二度とあのような時代が来ないように願います。それがどんなに大変なことだったか」とのメッセージが寄せられていたことがMCから紹介されると「野際さんは、あの時代を経験していた方だったので、すごく重い言葉だと思う。反戦映画ではないですけど、こういう時代がずっと続くように願っています」と言葉に力を込めていた。

 イベントにはそのほか、深川栄洋監督(40)も登場。同作は24日より公開される。

最終更新:6/19(月) 12:38
オリコン