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バスケ「3x3」神対応…雨で中断も車で隣駅に移動し残り4分再開

6/19(月) 6:05配信

スポーツ報知

 2020年東京五輪の新種目に採用された3人制バスケットボール「3×3」(スリーバイスリー)の男子プロリーグ「3x3 PREMIER.EXE」の中地区大会が行われた。突然の雨のため決勝戦が残り4分で中断し、急きょ隣駅の泉体育館に移動して再開。リーグ初のハプニングを乗り越え、昨年世界2位の「アグレミーナ」が優勝した。2位は「クレヨン」だった。

 準決勝途中の午後4時頃、暗くなった空から雨が落ちてきた。ららぽーと立川立飛の屋外コートに水がたまる。プレーが止まる度にスタッフが床を拭いたが、雨は強まるばかり。アグレミーナ対クレヨンの決勝戦、残り4分。コートが滑り、選手のけがにつながる恐れがあるとリーグは判断。4時40分頃に試合を中断し、別会場へ移動を始めた。開幕4季目で初めて経験するハプニングだった。

 決戦の舞台は多摩モノレールの隣駅にある泉体育館へと移された。「スタッフ同士で無線機で(天候の)連携を取り、しっかり対応できた」と関係者。事前に悪天候を予想し、選手に移動用の車を用意。さらに、試合と並行して数名のスタッフが体育館で会場の設営を進めた。試合に負けない舞台裏の好プレーが重なり、中断後は約40分で試合再開にこぎつけた。のべ1万6000人超が出入りを繰り返したららぽーとの観客は、それでも181人がラスト4分間のために体育館へ駆け付けた。

 コートの変化は試合展開を変えた。屋外では高さを生かしたアグレミーナが一方的だったが、足元のブレーキをかけやすい体育館では、クレヨンが素早いドリブルで切り込んで得点を重ねた。相手の猛追をかわし、アグレミーナは21―18の接戦を制して初優勝した。

 優勝したアグレミーナのロヒト・バクシ(35=インド)は「雨が降ったが、スタッフが対応してくれて(中断後も)気持ちが入った」と感謝した。敗れたクレヨンの谷口翔(27)も「(雨で中断→移動は)今までになかったことだが、お客さんが会場に来てくれてうれしかった」とうなずいた。屋外では特殊パネルを組み合わせるコートが浮くなど、環境変化への対応も3人制の魅力。失敗が許されない東京五輪へ、いい予行演習になった。

最終更新:6/19(月) 6:05
スポーツ報知

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