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多職種連携教育活動始まる 飯舘

6/18(日) 10:00配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故による避難指示が一部を除き3月に解除された福島県飯舘村の住民が医師や介護士を志す学生、医療・介護従事者、村職員らと村の医療福祉の在り方を一緒に考えるプレワークショップは17日、村交流センター「ふれ愛館」で行われ、安心して暮らせる村づくりに意見を出し合った。 
 「ごちゃまぜIPE(多職種連携教育)ステーションいいたて」と銘打った事業の第1弾で福島民報社などがつくる福島IPE研究協議会の主催、村の共催。北海道、京都府などの学生13人と村民ら12人が参加した。学生は菅野典雄村長、村内の医療施設運営者、村保健師から村内の医療・福祉を巡る原発事故前後の経緯を学んだ。若い人が戻らない、住民の交流が減ったなどの課題や医療機関までの交通手段、子どもが遊べる場所の充実といった要望を村民から聞き取り、6つのグループごとに発表した。 
 北海道から参加した山田一紀さん(24)=旭川医科大6年=は「介護施設の職員が足りない現状が分かった。10年、20年後に向け何ができるか考えたい」と話した。3月末に同村草野の自宅に帰還した阿部ミチルさん(74)は「若い人に話を聞いてもらい、頑張ろうと思った」と述べた。 
 学生は今回の内容を基により良い地域ケアの在り方を検討し、11月のワークショップで成果を示す。来年2月にシンポジウムを開く予定。 

福島民報社

最終更新:6/18(日) 10:04
福島民報