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安価な改修工事が大惨事招く? ロンドン高層住宅火災 58人死亡確認 さらに拡大

6/18(日) 11:00配信

産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】ロンドン西部の高層アパート火災で、昨年まで行われたアパート大規模改修の際、2種類ある外壁材のうち、より安価で耐火性が低いものが使用されていたことが、18日までに英紙ガーディアンなどの報道で明らかになった。ロンドン警視庁は、こうした安価な改修工事で上層階に火が延焼しやすくなり、未曾有の大惨事を招いたとの疑いを強めている。

 同警視庁幹部は17日、「刑事事件として出火原因、火災拡大の理由、建物の構造、そして改修などを解明している」と述べ、昨年までの改修工事も捜査していることを認めた。 

 また同警視庁は17日、行方不明者は58人とみられ、全員死亡している可能性が高いと発表。このうち30人は遺体が発見されている。

 居住者以外に建物内にいた人もいる可能性もあり、最終的な犠牲者はさらに増えるとみられる。英BBC放送は家族らが掲載した情報に基づき、70人以上が行方不明と報じた。ロイター通信は、確認されれば、第二次世界大戦後の火災での死者数としては最悪になると伝えた。

 死者数や遺体の身元確認などに関する情報は少なく、被災者や遺族には不満が募っている。16日には、火災現場の区役所や首相官邸近くなどで抗議デモも起きた。

最終更新:6/18(日) 19:56
産経新聞