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【TVクリップ】タレント、出川哲朗 「ライバルはタモリさん!」“人情すがり旅”番組で初の冠

6/18(日) 14:23配信

産経新聞

■「出川哲朗の充電させてもらえませんか」 テレビ東京 土曜午後7時54分

 電動バイクに乗って日本縦断、行く先々の人々に頼み込んで、バッテリーの充電をさせてもらいながらの“人情すがり旅”。番組開始の記者会見では、裏番組である紀行番組「ブラタモリ」(NHK総合)に対抗心を燃やし、「まずはタモリさんをぶっ倒します!」と勢い込んで宣言していた。

 「あれは『何か面白いこと言わなくちゃ』と冗談で口走ったことが、独り歩きしただけなんです。勝てるわけないじゃないですか…。タモリさんに謝りたい…」と気弱に振り返る。とはいえ視聴率は、4月15日の初回放送が6・4%、同月22日が6・8%、5月6日が6・5%、同月13日が7・0%、同月27日(ブラタモリは休み)が8・3%と右肩上がり。6月10日放送(充電~は休み)のブラタモリが13・9%なので、ひょっとしたら…。

 芸歴32年。テレビの第一線で仕事を続けてきたものの、脇役としての活躍が多かった。それだけに、特番からレギュラーに出世し、ゴールデン枠で初めて「出川哲朗」と自身の名を冠した番組開始の喜びは大きい。「この時間帯に冠番組を持てるのは超一流の芸人ばかり。いつか自分も仲間入りをしたいとずっと願ってきた。奇跡みたいなチャンス」と目を輝かせる。

 ゲストらとともに、ひたすら電動バイクで全国を回るだけの内容は、工夫をしないと単調になりがち。そこを「あえてロケから一般人を排除しない」という手法でうまく変化をつけている。いきなり地元のおばちゃんにスマートフォンで顔面を撮られても、子供たちに「出川がいる!」と呼び捨てにされても、人だかりができても、スタッフは決して止めない。それを奇貨として番組の山場を作っていく。

 「こんな撮影現場はほかにない。でも、だからこそ行く先々で、やらせじゃないガチなストーリーが生まれる。視聴者にはそれを面白がってもらっていると思います」

 本人のなかでは、番組の海外進出も視野に入れているという。「このまま2、3年続いたら、まずは台湾あたりでスペシャル番組。そこから次はベトナムとか、どうでしょう」。夢は広がっていく。(文化部 三宅令)

 <でがわ・てつろう>昭和39年生まれ。神奈川県出身。60年にデビューし、これまで「ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!」(フジテレビ系)や「世界バリバリ★バリュー」(TBS系)など情報・バラエティー番組に多数出演し、リアクション芸人としての地位を確立。現在は「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)などにも出演。

最終更新:6/18(日) 14:23
産経新聞