ここから本文です

補助輪なしで自転車乗るには どうやって子に教える? 効果的な練習法をプロに聞いた

6/18(日) 8:20配信

西日本新聞

まずはサドルの高さを合わせる

 ぐんぐん進む景色が爽快で新鮮だった-。初めて補助輪なしの自転車に乗れたときの感動は誰でも覚えているのでは。ただ、それを子どもに教えるのはなかなか難しい。悪戦苦闘しているうちに、子どもの気持ちはくじけ、大人も疲れ果て…なんてことも。補助輪を外すための効果的な練習法を、自転車愛好家でつくる「福岡市サイクリング連合」理事で自転車店を経営する荒牧多計志(たけし)さん(64)と吉村正年さん(62)のお二人に習った。

⇒【画像】こぎ始めやすいペダルの位置。真上よりやや前方

 まずはサドルの高さを合わせることから。またがったとき、足の裏がべたっと地面に着くのが安心と思いがちだが、かかとが少し持ち上がる状態が理想という。荒牧さんはこれを「ペダルがこぎやすく、ハンドル操作もしやすい高さ」と説明する。安全のためにヘルメットを着用しよう。

ペダルを取り外して練習

 なかなかうまくいかない子どもには、ペダルを取り外して練習するのがいいという。通常、自転車に乗るときは「ペダルをこぐこと」と「バランスを取ること」を同時に行う。ペダルを外せばバランスを取ることに集中でき、バランス感覚を鍛えられる。

 ペダルを外した状態でサドルにまたがってみよう。片足で地面を蹴ったら、両足を地面から浮かせ、進めるだけ進んでみる。蹴る足は左右交互に。最初は30センチがやっとという子も多い。吉村さんは「2メートルほど進めるようになったら、ペダルを付けた練習を始めてもいいです」と助言する。

まず片足でひとこぎだけ

 ペダルを取り付けたら、こぎ始めやすいよう、利き足側のペダルを真上よりやや前方に移動させる。まず片足でひとこぎだけ。ひとこぎと言っても、3分の1周分を目安にペダルを踏み込む程度でいいそうだ。利き足でこぎ始めると同時に、もう片方の足で地面を蹴って勢いを付けるとスムーズにこぎ出す練習になる。

 慣れたら両足でこいでみよう。怖いとどうしても下を向いてしまうが、バランスを取るためには前を向くことが大事。保護者が支える場合はサドルの後方に手を添える。荒牧さんは「手を離すときにぐっと前に押し出すと恐怖心を与えてしまうこともある。そっと手を離すようにしましょう」と呼び掛ける。

1/2ページ

最終更新:6/18(日) 8:20
西日本新聞