ここから本文です

沖縄戦惨状の創作劇を学生熱演 岡山・津山の美作大有志が上演

6/18(日) 22:27配信

山陽新聞デジタル

 太平洋戦争末期の沖縄戦が終結した「沖縄慰霊の日」(23日)を前に、美作大・短期大学部(岡山県津山市北園町)の沖縄県人会学生有志が18日、創作劇「時をこえ」を同大体育館で上演した。市民ら約350人が、戦争に巻き込まれ多くの若者たちが命を落とした悲劇を心に刻み、平和への思いを新たにした。

 戦時中にひめゆり学徒隊として戦地で負傷兵を治療した「おばぁ」が小学校の平和集会で自らの記憶を語りながら当時を回想するストーリー。防空壕(ごう)で泣きやまない赤ん坊を殺すよう命令する日本兵や「米兵に殺されるくらいなら」と手りゅう弾で集団自決した女学生らを学生65人が熱演した。戦前の陽気な農村風景から一変した惨状に観衆が引き込まれた。

 小学生の娘らと訪れた自営業男性(53)=同市=は「詳しく知らなかった沖縄のつらい過去を学生に教えてもらい、心を打たれた。子どもにも平和の大切さをいつまでも忘れないでもらいたい」と話した。

 劇は1945年3月から日米双方で20万人以上が死亡したとされる沖縄戦について広く知ってもらおうと2013年から毎年、オリジナルのシナリオで上演している。