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アビスパ福岡、名古屋に17年ぶり白星 城後V弾、石津2発 昨年大敗の雪辱、逆転勝ちで首位キープ

6/18(日) 9:00配信

西日本スポーツ

 石津&城後弾で首位堅守! 名古屋に17年ぶり勝利!! J2アビスパ福岡が17日、名古屋に3-1で逆転勝ちし、勝ち点を37に伸ばして首位を守った。後半20分に途中出場した石津大介(27)が同26分に同点ゴールを決めると、同34分に同じく途中出場した城後寿(31)もわずか4分後に勝ち越し弾。ロスタイムには石津がダメ押し弾を決めた。J2降格が決まった昨年10月1日に0-5で大敗したライバルから今季初の逆転勝ちを飾った福岡が、このまま首位を突っ走る。

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 「キング」と呼ばれる背番号10の執念だった。途中出場からわずか4分後の後半38分。城後が勝ち越し弾を決めた。「FWで出る限りは結果を出さないと次のチャンスはこない」。左足を投げ出すようなシュートは、相手GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 今季2得点目。待望のホーム初得点は、首位キープの決勝点となった。井原監督に「点を取ってこい」と背中を押されて最前線にポジションを取り、左サイドからの亀川のパスをゴールを背に受けると3人のDFに囲まれながら振り向きざまに放った一発だった。

 「普段だったら打っていない状況。でも、打たなきゃゴールは入らない」。長くチームの屋台骨を支え続けた31歳は、今季はここまでボランチの控えに甘んじていた。激しいポジション争いで追い込まれたアビスパの「キング」の意地が詰まったシュートだった。

 昨年の「10・1」の屈辱は繰り返さなかった。名古屋に0-5で大敗し、新潟が勝ったためにJ2降格が決まった日だ。当時、加入4カ月目だった現主将の三門は「練習から厳しさが足りない」とあらためて痛感し、1年でのJ1復帰へ向けた意識改革を誓った。

 今季は新加入の岩下らの協力もあり、練習中の議論が増えた。紅白戦では控え組の城後が「激しくいこう」と周りを鼓舞。プレーで引っ張るタイプだったベテランが、闘志むき出しの言葉を発するようになった。チームに闘争心と競争意識が浸透した結果だった。

 試合前まで勝ち点3差と競っていた名古屋に先制を許しながら、途中出場の石津が後半26分に同点ゴール。三門と代わった城後が勝ち越し弾で続き、試合終了間際には石津がダメ押しゴールを決めた。チーム得点王のウェリントンを出場停止で欠く緊急事態で、今季初の逆転勝ちを飾った。

 レッドカードによる退場で相手が10人になった数的優位を生かし、前線から圧力をかけるために城後を最前線で起用した井原監督の采配も当たった。「昇格を目指すライバルを相手に非常に大きい勝利」。J2で3節連続の首位はクラブ史上初。このままゴールテープを切る。

 ◆名古屋に17年ぶり勝利 名古屋とは今回がJ2初対決。J1リーグ戦では福岡が過去3勝1分け14敗と大きく負け越している。最後の勝利は2000年8月5日のホームで、スコアは3-2。ともにJ1の昨季は福岡の1分け1敗。

西日本スポーツ

最終更新:6/18(日) 9:00
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