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乗っておくならいまのうち? 京阪神でいまなお現役、国鉄型電車

6/18(日) 16:10配信

乗りものニュース

首都圏で引退していても京阪神では現役

 JRが発足して今年で30年。この間、全国でさまざまな新型車両が登場し、国鉄時代に製造された車両を置き換えてきました。3400両以上が登場し、国鉄通勤型車両の代名詞ともいえる103系電車は、2009(平成21)年にJR東日本から引退。後継車である201系電車も、2011(平成23)年に同社から姿を消しました。

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 現在も東京近辺で見ることができる国鉄型電車は、定期列車としては特急「踊り子」などで使われている185系と、中央本線などを走る211系、そして武蔵野線や鶴見線などの205系のみ。また、群馬県の高崎を中心とする地区では115系が見られますが、これは“風前の灯火”です。

 一方、京阪神地区ではまだまだ国鉄型電車が活躍を続けています。とはいえ、こちらも新型車両の投入で数を減らしており、数年後には見られなくなっている可能性も。乗っておくならいまのうちかもしれません。

 そこで今回は、京阪神地区に残る国鉄型電車の現況をおさらいしてみましょう。なお、大部分がJR時代に製造され、JR東日本でも武蔵野線や鶴見線などでまだ活躍している205系は、ここでは除外します。

103系

 1963(昭和38)年に登場して以降、日本の通勤輸送を支えてきた103系。現在も大阪環状線、阪和線、関西本線、奈良線など、大阪近辺で活躍を続けています。このうち、大阪環状線では323系電車の増備にともなって2018年度までに、阪和線では225系電車の増備にともなって2017年度中に引退する予定です。

 一方、関西本線や奈良線、和田岬支線(山陽本線の兵庫~和田岬間)ではしばらく活躍が見られるほか、加古川線と播但線でも、それぞれ専用に改造された103系が運転されています。塗色も、スカイブルー、オレンジ、ウグイスなど懐かしい色が残っていて、うれしい限りです。

 なお、JR西日本の103系は戸袋(乗降用扉が開いたとき収納される部分)の窓が埋められており、一部の車両は窓なども大幅にリニューアルされています。そのため国鉄時代のスタイルとは程遠い印象を受けますが、走行音やドアの開閉音は昔のまま。目を閉じてじっと耳をすませば、あのころの思い出がよみがえるかもしれません。

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