ここから本文です

「発売前から問い合わせ」「一目で分かる」県内書店の売り上げトップに 沖縄の大学生が作った本とは

6/18(日) 5:00配信

沖縄タイムス

 沖縄大学の学生が制作し、1日に発刊した「沖縄の業界地図2017」が好評だ。企画からデザインまですべて学生が担い、企業訪問などで地道に情報を収集。県内企業の関係性を図解した分かりやすさが受け、県内書店では発売後すぐに週間売り上げランキングで1位を獲得した。学生らは「これまでの成果が評価されてうれしい」と、自信をつけている。(政経部・照屋剛志)

この記事の他の写真・図を見る

 制作したのは法経学科で経済学とマーケティングを学ぶ2~4年生の50人。昨年4月から企画や構成を考え、1年がかりで作り上げた。前回の2015年版に続き2回目の企画となった。

 手分けして、新聞記事や企業のホームページを丹念に調べ、県内に拠点を置く企業1300社の情報を把握した。33業種ごとに、企業間の取引や提携先などの関係性をチャートで示した。

 まとめ役の宮城良太さん=4年=は「よく新聞に出てくる大企業と違い、中小企業は情報が少なく、苦労した。電話したり、直接訪問して話を聞いたりした」と振り返る。就職説明会で質問したこともあったという。

 面会予約の電話や、会社訪問も初めて。「とても緊張したが、どの企業も丁寧に教えてくれ勉強になった。社会人のマナーも知ることができた」と話した。

 指導した大城淳准教授は「自ら動き、企業に触れた方が、沖縄経済をより詳しく理解できる」と狙いを解説。豊川明佳専任講師は「制作を進めるうちに学生たちが自信をつけ、表情が変わってきた」と学生たちの成長を喜ぶ。

 ジュンク堂書店那覇店では3日の発売から2週間で350冊以上を売り上げた。担当者は「発売前から問い合わせがあり、注目度が高い」と目を見張る。

 リブロリウボウブックセンターも売れ行きが好調で、両店とも6月第2週の売り上げはトップだった。

 リブロの担当者は「沖縄の各業界が一目で分かるのが人気の理由では」と説明。ビジネスマンや主婦、お年寄りなど幅広い層が購入しており、売り上げ1位はしばらく続くとみている。

最終更新:6/18(日) 5:00
沖縄タイムス

Yahoo!ニュースからのお知らせ