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「伝統工芸のメッカに」 金沢学・谷口さん、工芸館移転で

6/18(日) 1:48配信

北國新聞社

 金大と北國新聞社が連携して取り組む市民公開講座「金沢学」は17日、北國新聞20階ホールで開かれ、石川県立美術館の谷口出(いずる)学芸第一課長が「工芸館の移転に向けて~石川における価値を考える~」と題して講演した。谷口さんは、国が東京から金沢に移転を予定する東京国立近代美術館工芸館を紹介し、「日本の伝統工芸のメッカ(中心地)になってほしい」と語った。

 谷口さんは、工芸館が1977(昭和52)年に人間国宝の作品を展示する場所として開館したことや、県関係の21作家の作品を含む約3500点を収蔵していることを説明した。

 工芸館の金沢移転は、政府が2014年に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定したことを受けて県が提案し、昨年3月に正式決定した。谷口さんは、石川の人口100万人当たりの日本伝統工芸展入選者数と人間国宝の人数が全国1位で、移転先の兼六園周辺文化の森に文化施設が集積するなどの特徴を解説し、「『工芸王国・石川』こそが移転先に最もふさわしい」と力を込めた。

 移転後の工芸館は旧陸軍の第九師団司令部庁舎と金沢偕行(かいこう)社を復元した外観となり、2020年の東京五輪・パラリンピック開催時期をめどに開館を予定する。

北國新聞社

最終更新:6/18(日) 1:48
北國新聞社