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「いろんな仕打ちをしたが…」名波監督の“愛のムチ”に応えた松浦が殊勲の2ゴール

6/18(日) 22:20配信

ゲキサカ

[6.18 J1第15節 浦和2-4磐田 埼玉]

 “愛のムチ”に応える2発に指揮官の頬も緩んだ。ジュビロ磐田は1-2の後半23分にMF松浦拓弥を投入すると、直後のCKのピンチからカウンターで同点ゴール。2-2と試合を振り出しに戻し、後半29分、同35分と松浦の2ゴールで一挙に4-2と突き放した。

「負けていたので、前に前にという意識は高かった」という松浦。まずは後半29分、前を向いてボールを受けると、MFアダイウトンに縦パスを入れ、そのままゴール前に走り込む。アダイウトンからのリターンパスをPA内で受け、ワントラップから左足でシュート。「当たり損ねだったけど」というひと振りがニアサイドを破り、勝ち越しゴールとなった。

 さらに後半35分にもアダイウトンのスルーパスに抜け出し、GK西川周作との1対1から冷静に右足でゴール右隅に流し込んだ。「(GKを)よく見て打った。1点目とは大違い。落ち着いてゴールに流し込むだけだった」という狙いどおりのダメ押しゴールだった。

 今季初ゴールを含む2得点で2連勝に大きく貢献した松浦だが、前節のG大阪戦(3-0)はメンバー外。4月1日の第5節・清水戦(3-1)から5月14日の第11節・川崎F戦(0-2)まで7試合連続で先発しながら、その後は2試合連続でベンチスタートとなり、前節はベンチからも外れていた。

 その真意を名波浩監督が明かす。「序盤の6、7試合に出ていて、ギャップで受けるタイミングや、前を向いたときの推進力を出してくれていた」。しかし、徐々にパフォーマンスを落とす背番号11の姿を見逃さなかった。

「彼の悪い癖で、“2、3か月プレイヤー”。休養を取らないとシーズンを通してハイパフォーマンスを出せない」。その結果が2試合連続のベンチスタートであり、前節のベンチ外だった。「あえてベンチからも外して、罰走ではなく、(グラウンドの)外周を走らせたりした」。もう一度コンディションを取り戻すため、あえて“鬼”になった。

 そんな指揮官の叱咤に応えた。「居残り練習の中で若い選手に声をかけたり、先頭でやってくれた」。2試合ぶりのベンチ入り、そして途中出場での2ゴール。「彼に対しての思いが強すぎたためにいろんな“仕打ち”をしたが、よく跳ね返してくれた」。そう目を細める名波監督に「ゴールという形で応えられて良かった」と安堵の笑みを浮かべた松浦は「やっと(ゴールが)出たので、今度はこれを継続できるように。これを続けて、ゴールやアシストで貢献していきたい」と決意を新たにしていた。

最終更新:6/19(月) 6:30
ゲキサカ

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